2014/10/07 獣の襲撃 - Card of the Day -今日の1枚-

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獣の襲撃/Beast Attack

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 今週は「Power 4ウィーク」をお届けしているが…冷静に考えたところサイズが4/4もあれば、武装したオジサン達の4倍も強いことになったりする。

さらにはヒグマ2頭を相手にして互角の戦闘力でもあるわけだ。そんなむちゃくちゃ強い生物、今現在地球にいるのだろうか?シベリアトラやホッキョクグマの最大級のものでもなかなか厳しい条件じゃないだろうか。それだけ強い生物が、マジックの世界にはまあまあ生息している。その代表種と言えるのが「ビースト」。

 ビーストはすっかりマジックの便利部族となっている感があるが、野性の象・猫・熊・大鹿などを除いた哺乳類がこれに当てはまることが多い。

また、爬虫類の要素を色濃く持つもの(各種アヌーリッドなど)や、巨大なナメクジタイプ(《腐食ナメクジ》のこと)、はては人間に類似する要素を持ったハーピーまで(《洞窟のハーピー》などなど)、さらには不定形の液状生物(《アクアミーバ》。今日は参照祭りだ)まで抱える大所帯だ。ビースト=野獣=野生動物、というわけでそこまで違和感がある訳ではない。

 これらに属する、野性の名も無き獣を呼び出す呪文が《獣の襲撃》だ。緑のトリプルシンボルだが、5マナで4/4トークンをインスタント・タイミングで出せるのは奇襲性も高く優秀だ。そして、これが通常のコストと同じマナコストで「フラッシュバック」出来るのだ。

アドバンテージも稼ぐこの呪文、普通に使ってもなかなかに優秀なのだが…やはりトリプルシンボルというのもあってか、より使いやすい《獣群の呼び声》の方が広く使われる形となった。

 とは言っても、あちらが象ならこちらはビースト。ビーストを主軸にした部族デッキならば、断然こちらの方が優先度が高い。《ワイアウッドの蛮人》とのタッグは、カード1枚の消費で4/4トークン2体と2枚ドローという「バグった」恩恵をもたらしてくれることだろう。

 サイズでは象を上回るこの獣、カードイラストでは装飾品を身にまとっているのが印象的だ。知性があるのか、飼いならしている部族の趣味なのか。デカい掌に比べて小さくかわいらしい脚部から推察すると、この前腕をフルに使って移動する四足獣・ナックルウォーカーであろうことが推察される。

ちなみにこれから呼び出されるトークンはビーストというよりデーモンに近い風貌で非常に恐ろしく独特なものだ。

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