静かな旅立ち/Silent Departure

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Card of the Day -今日の1枚- 2015/07/01

静かな旅立ち/Silent Departure

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家が静かすぎると、怖いと感じませんかね。僕は何かしらの微かなサウンドがあったりする方が落ち着くというか...多分、完全な無音の空間っていうのはなかなかないと思う。そういう場面にたまたま出くわすと、五感が1つ機能していないわけだから不安になるのも当然...かもしれない。ホラー映画、ホラーゲームで、広間みたいな場所にスッと出てBGMピタっと止まってサイレントになった時のゾクゾク感はたまらない。演出家の思うツボだが、くるものはくるからしょうがない。その後のBGMがまた恐怖を倍加させたりする。ホラーにとってサイレントは的確に使えば最高のスパイスとなるのだ。

 

「サイレント・ウィーク」をお届けしているこの一週間、3枚目となるカードはコチラ《静かな旅立ち》。何故ホラーな前振りをしたかって?このカードがさり気なくホラーな1枚だからである。よく視て欲しい。カードの中央に描かれている、ぼんやりとしたもの。これ、幽霊である。洋館の広間に出て、こんな感じで幽霊が静かに佇んでいたら...恐怖極まる。これは降霊術を応用したもので、同じ手法で霊を送り返す呪文である。...まあ、帰っていただけるのであればありがたい...。

 

《静かな旅立ち》はその設定どおり、霊魂のみならずクリーチャーにお帰りいただく呪文である。クリーチャーを手札に戻す、所謂バウンス呪文。その最古で、最も基本的な性能を持つのが《送還》。この《静かな旅立ち》は《送還》と同じく1マナバウンスだが、ソーサリーとなっている分、本家より弱体化している。自身のターンに使って相手のクリーチャーをどかして殴る、そういった点では何も問題はないが、《送還》はインスタントであるため、相手の攻撃クリーチャーを弾く・《巨大化》などのインスタントに対応してバウンス・相手のアクションに対して自身のクリーチャーを護るのに使用...などなど応用が効くのだが、ソーサリーとあってはこれらのトリッキーな運用は出来ない。このバウンスは、緊急事態回避というよりは、ダメージレースを征するのに用いる、攻撃特化な1枚である。

 

リミテッドでは除去/疑似除去の枚数は文字通り限られたものであり、気軽に扱うことは出来ない。特にバウンスは、疑似除去とも言われるように撃てば脅威とおさらば、というわけではなく再度展開されてしまう。カード1枚を使って、相手側はカードが減らない...そのため、運用が難しいものだ。ただこのカードに限っては、割と何も考えずに使っちゃって問題なかった。何故なら、"フラッシュバック"という魔法の言葉が書かれているから。序盤にダメージを通すために適当に投げて、後半最後の一押しをフラッシュバックでねじ込む...かなり強いコモンで、僕もこれのおかげで『イニストラード』ドラフトを心行くまで楽しむことが出来たものだ。特に同環境では、"変身"クリーチャーやトークンなど、そのバウンス先に困ることはなかった。良い環境だったなぁ。


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