そのつまらぬ頭では計り知れまい/Your Puny Minds Cannot Fathom

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Card of the Day -今日の1枚- 2017/1/14

そのつまらぬ頭では計り知れまい/Your Puny Minds Cannot Fathom

そのつまらぬ頭では計り知れまい/Your Puny Minds Cannot Fathom

そのつまらぬ頭では計り知れまい/Your Puny Minds Cannot Fathom

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マジックにおける計略・計画について紹介してきた一週間だったが、最後の1枚はそれらを否定するセリフかのようなカードを紹介してこれで終いとする。《そのつまらぬ頭では計り知れまい》は計略カードで、魔王戦(アーチエネミー)にて用いることが出来る大判カードだ。計略カードについては《機械に餌をくれてやれ》の回でも紹介したので、その項を読んでいただくとして...やはり魔王戦をやるからには、魔王側がキレッキレの演技をしなくちゃあ面白くないと思うわけですよ。この計略カードを計略デッキから捲った時も「クックックッ、3人揃えばなんとやらと言うが...そのつまらぬ頭では、我が力は計り知れまいッ」ぐらいの勢いでね、やってもらえると盛り上がるわけよ。なので、恥も外聞も捨てて、思いっきり魔王になることをお勧めする。どうせ初対面の人と遊ぶゲームじゃないんだし、今年発売されるという『アーチエネミー』の続編を仲間で買った時はそうやって存分に楽しんでほしいね。

 

《そのつまらぬ~》はこの計略が実行中になった際に、追加ターンを得るという尋常ではない効果を持った計略カードだ。今現在、カードパワーがインフレしている中でも「追加ターンを得る」類のカードはものすごく慎重に、ずっしり重いコストや条件を与えられている。そんな中で0マナで追加ターンとは...恐ろしい。序盤に捲っても盤面を作れるし、終盤であればプレイヤーを立て続けに退場させられるかもしれない。

 

英名は《Your Puny Minds Cannot Fathom》。Your Puny Mindsで「お前のちっぽけな思考」となる。それがFathom出来ない、ということだが、このFathomを日本語に訳すと...「尋」となる。ん?となるかもしれないが、尋というのは水の深さを表す単位で、大体水深1.8メートル。結構深いね。そこから転じて「水深を測る」、更に転じて「推測する・見抜く」という意味で使われる。日本語名はこれを実にラスボス感たっぷりに訳しているということがよくわかるね。最後に、そのフレイバーテキストを紹介して〆としよう。

「我はこの不完全な世界の遥か彼方まで見てきた。貴様のおらぬ明日もな。」

かっけ~。


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