【GP静岡2017春】「グレードアップ」争奪レガシーRound6 宗石 英明（東京都）vs丸野 敬晃（京都府）

「グレードアップ」争奪レガシーRound6 宗石 英明（東京都）vs丸野 敬晃（京都府）

by Tatsuo Sekimoto

6回戦にお呼びしたのこの二人、宗石と丸野だ。
共に全勝中でここで勝てばあとはIDを2回するのみだ。宗石は赤単ペインターを、丸野はURデルバーを使いそれぞれ勝ち上がった。さて、シングルエリミネーション進出を最速で決めるのはどちらだろうか。

（左：宗石 英明　右：丸野 敬晃）

Game1
先手の宗石は《古えの墳墓》から《師範の占い独楽》。
後手の丸野は《秘密を掘り下げる者》でスタート。

宗石は《絵描きの召使い》（青指定）を場に出すが、土地が1枚で止まってしまう。
丸野は《僧院の速槍》をプレイ。さらに《ギタクシア派の調査》で宗石の手札を確認。
宗石の手札には《丸砥石》《紅蓮破》《猿人の指導霊》があり、あとはマナが揃うのを待つばかりだ。
丸野は《猿人の指導霊》と《紅蓮破》を吐き出させる目的で《稲妻》を《絵描きの召使い》に向けて唱える。

宗石は注文通り《猿人の指導霊》からマナを出して《紅蓮破》をプレイ。「青い」《稲妻》をカウンターする。

丸野は2回果敢した《僧院の速槍》でアタック。宗石のライフは13点になる。
ダメージを抑えたい宗石は《呪文滑り》を出して守りを固める。

だが、丸野は《発展の代価》を公開して《秘密を掘り下げる者》をついに変身させる。
さらに《嵐追いの魔道士》をプレイして宗石にフルアタック。

宗石は《嵐追いの魔道士》を通して、《僧院の速槍》《呪文滑り》でブロックした。
そのタイミングで丸野が動いた。

丸野:「《稲妻》本体」

3点＋2点+3点で合計8点ダメージ。中々に痛い。

マナが足りない宗石は次のターンにコンボ決めることができない。飛行クロックと《発展の代価》でライフが残らないことを悟った宗石は投了した

宗石 0-1 丸野

Game2
先手の宗石は7枚キープ。丸野は6枚でスタート。

宗石は山から《師範の占い独楽》を置くさきほどと似た立ち上がり。
丸野もこれに《秘密を掘り下げる者》スタートで応える。

宗石は《血染めのぬかるみ》を起動して《秘密を掘り下げる者》に《紅蓮破》。

丸野は《僧院の速槍》をプレイ。さらに《ギタクシア派の調査》。《焦熱の合流点》《丸砥石》《裏切り者の都》《裏切り者の都》が公開される。
果敢を得た《僧院の速槍》が宗石をアタックして宗石のライフは14点。

丸野はその後も《僧院の速槍》でアタックしてライフ13点と削っていく。
宗石は《反逆の先導者、チャンドラ》をプレイするが丸野の《意思の力》に阻まれる。

さらに丸野は攻め立てる。宗石のドロー後に《ヴェンディリオン三人衆》を送り込み、《焦熱の合流点》を下へ。
続けて《外科的摘出》で手札の《反逆の先導者、チャンドラ》諸共墓地から消し去る。

ここまで順調な攻めを見せる丸野だが、いきなり難題を突き付けられる。
そう宗石の《罠の橋》による通行止めだ。

だが、丸野は《硫黄の渦》を引き込み。自分の土俵に引き込む。さらに《渋面の溶岩》で橋を乗り越えようとする。
宗石も《丸砥石》をプレイして《絵描きの召使い》を待つ。

ライフが尽きるか、ライブラリーが尽きるか。

（宗石 英明）

宗石は《師範の占い独楽》で《絵描きの召使い》を引き当て叩きつける。だが、このターンはマナが足りずまだ起動できない。
祈るようにターンを返して、そして返ってきた。

宗石の《丸砥石》がうなりを挙げた

宗石 1-1 丸野

Game3

（丸野 敬晃）
先手の丸野は3連続《秘密を掘り下げる者》スタート。デルバーデッキの化身だ。
対する宗石の初動は《丸砥石》。こちらもアイデンティティを主張するスタートだ。

丸野が《秘密を掘り下げる者》で公開したのは《粉々》。

宗石:「嫌なものが見えたー」

出鼻をくじくとはこのことだろう。宗石の嘆きも理解できる。ノータイムで《粉々》が《丸砥石》に飛んでくる。さらに《昆虫の逸脱者》が襲いかかる。
ライフを守りたい宗石は《紅蓮操作》で《昆虫の逸脱者》を焼き払う。

ターンが返ってきた宗石は《絵描きの召使い》を送り込むが2枚目の《粉々》であっさり解体される。
だが、宗石は《帝国の徴募兵》で2枚目の《絵描きの召使い》を徴兵。丸野に死の影をちらつかせる。

さらに2枚目の《丸砥石》でコンボをスタンバイ。あとは土地が起きるのを待つだけだ。
丸野は《ギタクシア派の調査》と《思案》で《稲妻》を見つけこの窮地を脱するが、代わり《罠の橋》が2枚降ってくる。突然出来た橋の前に《僧院の速槍》と《嵐追いの魔道士》が立ち往生してしまう。それでも丸野は《思案》で《渋面の溶岩使い》を見つけ宗石のライフを狙い続ける。

しかし、ここで宗石が《絵描きの召使い》を引き当てる。3度目の正直となるかと思われたが無情にも飛んでくる《稲妻》。中々コンボが決まらない。

じりじり減るライフを無視できない宗石は《紅蓮操作》で《渋面の溶岩使い》と《嵐追いの魔道士》を除去。ようやく流れが宗石の下へやってくる。

《丸砥石》が徐々にライブラリーを削り始める。丸野のライブラリーが残り数枚というところで丸野が《稲妻の連鎖》を唱える。宗石のライフは残り5点。打ち返すことはできない。
相手のライフを2点残して苦しそうにターンを返す丸野。

もう一度ライブラリーが削られたところで丸野は祈るようにドローする。
来た！《稲妻の連鎖》。

ドローが見事に連鎖して丸野に勝利をもたらした。

宗石 1-2 丸野

丸野 win!

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