岩SHOW マジック:ザ・ギャザリング『ドミナリア』プレビュー

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 マジックが将棋やチェスなどのゲームと決定的に異なる点、それはゲーム内に非公開情報があるという点。ゲーム開始時などは相手のデッキもわからないしどういった手札をキープしてどう攻めてくるのかも不明、プレイヤーは毎ターン明かされる情報から推測して戦っていくことになる。非公開情報は相手のみに限らず、自分自身も抱えているもの。ライブラリーの一番上の、次に自分がドローする予定のカードが何なのか...基本的にはわからない。

だからこそ、プレイヤーはどうプレイすべきか迷うこととなる。その分からなさがマジックの面白さでもあり、そして時折分かってしまうこともあるのがそれをより一層面白くすることがある。一部の色、特に青はこのライブラリーの上を把握・操作する能力に長けている。

古くは《Field of Dreams》なんてカードがあり、これは相手も自分もデッキの一番上のカードを公開するという面白エンチャント。自分だけが自分のデッキの上のカードを見ることが出来るようになったものが《ジュワー島のスフィンクス》。相手のでも自分のでも見ることが出来ちゃうのが《精神を刻む者、ジェイス》。

他にも様々なカードが誕生し、この25周年を迎えるに至る。さて、期待の・期待しかない最新セット『ドミナリア』では、ライブラリーの上を見るカードの最新版が登場だ!その名も《前知の場》!!




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《前知の場》 ③U
エンチャント
あなたはあなたのライブラリーの一番上のカードを見てもよい。(これはいつでも行ってよい)。
あなたのライブラリーの一番上のカードがインスタントかソーサリーであるカードであるなら、あなたはそれを唱えてもよい。
③:あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する。

 前もって知る、という名の通り、ライブラリーの一番上のカードが何なのか、いつでもどんなタイミングでも確認することが出来る。この行動にはスタックを用いないので、これに対応して何か邪魔をされるということはない。だからって意味もなく「見ます。見ます」とか連打するのはあまりいいことではないので、一度見たら何が上にあるのかはなるべく覚えるようにしよう(笑)。

そうやって確認したカードがもしインスタントかソーサリーだった場合は、それを手札にあるかのようにその場所から唱えることが出来る。これが出来れば、本来は次にドローするはずだったカードを引かずに使用して次のカードを引くことになるので、カード1枚分得している=アドバンテージを得ている状態となる。こうして手札の消費なく呪文を唱えるのがこのエンチャントの醍醐味なので、なるべくインスタントとソーサリーばかりのデッキで用いたい。

青と黒、白なんかを組み合わせたコントロールデッキと相性がよさそうだ。デッキの上から飛んでくる打ち消し呪文なんて、ちょっと対処するのは難しい。これが出ているだけで対戦相手はプレッシャーに感じることだろう。青白のコントロールと言えば、《副陽の接近》なんかも相性が良さそう。

デッキの上から二度目を唱えてWin!なんて最高で、是非とも狙ってみたくなる。3マナ払って一番上を追放する能力も、掘り進んで副陽に辿り着くターンを縮めてくれる。マナはかかるがカード2枚で狙えるコンボ的な動きなので検討してみる価値はあるかも。

 同時に、一体どんなインスタントとソーサリーがやってくるのかというところもこのカードの評価を左右しそうだ。軽くて使いやすいもの、派手で効果の大きいもの、色々選択肢が増えると嬉しいね!ライブラリーを空にした状態だと、《赤の太陽の頂点》のようなデッキに戻る呪文をマナが許す限り使えたりもする。

統率者戦なんかで変なコンボも狙ってみたい!なんとも夢のある、これぞ青いエンチャント。《前知の場》が収録される『ドミナリア』の発売は4月27日(金)!Bigwebでは絶賛予約受付中!マジック25年の歴史の集大成とも言えるセットを体感し、マジック新時代の幕開けを目撃しよう!

 

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