狂暴ウォンバット/Rabid Wombat
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Rabid Wombat, クロニクル, 岩SHOW, 狂暴ウォンバットCard of the Day -今日の1枚- 2013/06/15
狂暴ウォンバット/Rabid Wombat
トーナメントの歴史において、永らくオーラというものはその性質ゆえに活躍することが非常に難しかった。
まずクリーチャーありきのカードであるため、各種除去で簡単に1:2交換以上のアドバンテージを稼がれてしまう。
しかし、この1年ほどの期間でそれは大きく様変わりした。
もちろん《ひるまぬ勇気》や《怨恨》といった強力なオーラが存在することもあるが、それをつける先である呪禁持ちでありながら回避能力や強烈なパンチを持った、なおかつ軽いクリーチャー達...
《聖トラフトの霊》や《不可視の忍び寄り》によるところが大きいだろう。
オーラをベタベタつけられた彼らが対戦相手を1パンチで沈めている様を、草葉の陰から見守っているのがマジックの歴史上唯一のクリーチャータイプ:ウォンバットである彼だ。
オーラをつけて殴ってやるぜ...と勇んで動いたところに《ふにゃふにゃ》をブチこまれて燃え尽きる、マナコストに見合わないボディ。
こうやって散って行った有袋類の魂が、今シーズンようやく成仏できたようである。