ヴォルラスの要塞/Volrath's Stronghold
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Volrath's Stronghold, ストロングホールド, ヴォルラスの要塞, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2013/06/28
ヴォルラスの要塞/Volrath's Stronghold
今日の1枚は、マジックのストーリーにおいても重要な舞台の一つとなり、ヴォルラス本人はもちろん、クロウヴァクスや他のウェザーライト・クルー達の運命の転換点となったこの土地を。
効果は実にシンプルであり、墓地に落ちたクリーチャーを何度も回収することができる。
実質、ドロー自体は飛ばしているわけだが、《永遠の証人》《熟考漂い》を使い回せばアドバンテージをいくらでも稼ぐことが可能である。
生物が強ければ強いほど強力なカードであり、レガシーでも初期のthe Rockなどのデッキで採用されている姿を見ることがあった。
ファンは《墜ちたる者、ヴォルラス》と組み合わせて使っても楽しめるだろう。相性自体は良い。
この土地に関する小ネタはいくつかある。まずは、「暗黒時代」と呼ばれる日本選手権98での出来事。
この大会ではひたすらに厳しいジャッジの裁定と、それを利用したあげ足の取り合いが飛び交う混沌とした大会になった。そんな中、スイスラウンドの最終戦。この土地の能力を起動するに際して、マナを払うより先にこの土地をタップしたプレイヤーAに対して、Bがこれはマナ能力でタップしたのだと主張した。結果、Bの主張が通りAは能力を使えずマナバーンを受け、最終的にAは敗北してしまった。競技イベントがまだ成長期だった頃に起こったエピソードである。
また、この土地は「Mega-Mega-Cycle」と呼ばれるサイクルの一部だ。マローことMark Rosewater氏がミラージュより始めた伝説の土地サイクルの1枚であり、5年間に及ぶ壮大な計画のピースの1つなのだ。