召喚の調べ/Chord of Calling
タグ:Card of the Day, Chord of Calling, MTGシングル, ラヴニカ, 召喚の調べ, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2013/07/30
召喚の調べ/Chord of Calling
エクステンデッドの「Elves!」、モダンの「メリーラポッド」と最前線で活躍し続ける優秀なクリーチャー・サーチである。
その強みはインスタントであること、サーチするクリーチャーに色の制限がないこと、そして「召集」で土地やマナクリ以外もブーストとして用いることが出来る点だ。
この強みである「召集」にも、実はM14ルール変更のメスは入っていたのである。
以前の召集は「追加コストとして望む数のクリーチャーをタップし、タップしたクリーチャー1体につきコストを(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点分だけ軽減する」というものだった。
これで問題となるのはその呪文のコストを超えた数のクリーチャーをタップできる点(3マナの召集呪文に4体以上のクリーチャーをタップすることも可能だった)。
また、追加コストが決まるタイミングでのタップとなるため、例えば《召喚の調べ》キャスト時に《野生の朗詠者》タップで1マナ軽減してからこれをマナに変換して支払うということも可能だったのだ。これは召集という能力のイメージにそぐわない。
そのため、今回のルール変更で「この呪文を唱えるに際しあなたがタップしたクリーチャー1体で、(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。」というものに変更された。
追加コストではなくなり、またマナが軽減されるのではなく、どちらかといえば全てのクリーチャーがマナクリになると考えた方が良いだろう。
軽減ではなく直接的なマナの支払いとなったことで、実際のマナを1点も支払わない《召喚の調べ》が《三なる宝球》に引っかかることはなくなる(以前のルールでは唱えるためのコストが0になっても宝球の効果で3マナ支払わなければならなかった。)
エターナル環境でこれらを使用する場合は、直面しないとも言い切れない事態なので知っておいて損はないはずだ。