カメレオンの巨像/Chameleon Colossus
タグ:Card of the Day, Chameleon Colossus, MTGシングル, カメレオンの巨像, モーニングタイド, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2013/08/31
カメレオンの巨像/Chameleon Colossus
FtV発売記念特集、トリはこのセットの数少ないクリーチャーから《カメレオンの巨像》を紹介だ。
ちなみにセット内のクリーチャー:その他の比は4:16。
クリーチャーを出して殴りきる展開よりも、呪文をトップデッキして戦況をひっくり返した時の方がより印象に残るからだろうか。
《カメレオンの巨像》は「モーニングタイド」のトップレアの一つとして鳴り物入りした。
4マナ4/4でプラス能力3つという破格の性能は《変わり谷》《苦花》《目覚ましヒバリ》といった面々が並ぶ 「モーニングタイド」の中でも確かな存在感を放っていた。
4/4という元のサイズに加え、能力を起動すれば倍の8/8になる。
これが《黒曜石の戦斧》などでサポートされていれば二桁サイズに膨れ上がり、ワンパンチでゲームを決めるバケモノへと変貌することになる。
さらに、前述したパワー上昇は「多相」という能力で容易く達成できる。
まず色が合う「緑黒エルフ」には、文句なく採用される。
《ラノワールのエルフ》によりブーストされて、 《傲慢な完全者》によりサイズを上げて殴ってくる、 恐ろしい「エルフ」でありながら...彼(彼女?)はまた強靭な「マーフォーク」でもあった。
当時、青単では打撃力があと一歩足りないため《タルモゴイフ》と《カメレオンの巨像》のために緑を追加したのだ。
《アトランティスの王》で島を渡るし、《メロウの騎兵》の能力を誘発させる部族シナジーは強力と言うほかなかった。
そして最後に紹介するプロテクション:黒。
これがこの時代、どれだけ頼もしい1文だったことか。
この時代は言うなれば「フェアリーの時代」、《苦花》で2ターンキルとまで言われた時代なのだ。
あらゆるアタッカーをいなす花の精、それをものともせずブチ破り、《恐怖》《名もなき転地》《叫び大口》など意に介さない。
場に出てしまえばまさに無双の活躍をしたものだ。
巨像と名のつくクリーチャーの中では一番小さいが、その存在の大きさは天空に届くが如くだった。