エスパーの魔除け/Esper Charm

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Card of the Day -今日の1枚- 2013/09/02

エスパーの魔除け/Esper Charm

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カードの効果として、複数の選択肢から1つ(ないし複数)選ぶものがマジックでは少なくない。
そういったカードは状況に応じて最適なモードを選択することが出来るので、簡潔に言うと腐りにくい。

 

しかし、どんな状況でもベストアンサーとなり得るカードなどそう簡単に作られる訳はなく。

 

何れも、そのマナコストで考えると少々弱めの効果になっている。

 

構築段階で1つアドバンテージを得ているのだから、当たり前の話ではある。

 

《悪意+敵意》などはその典型だろう。除去が腐るマッチでも少なくとも1:1はとれる確定カウンターになってくれるのは十分に素晴らしい。《謎めいた命令》の存在はどうか忘れて欲しい。

 

そんな複数の効果から1つを選択するカードの系譜に「魔除け」シリーズがある。英名から「チャーム」とも呼ばれるこのシリーズ、「ミラージュ」で初登場し、現在までサイクルとして引き継がれている良カード群である。

 

今日はその中から《エスパーの魔除け》の紹介である。

 

「アラーラの断片」で各断片のイメージから作られた魔除け。

 

何れもマナ拘束のキツさゆえに、従来の魔除けサイクルより強力ではあったが、中でも最強と言われたのはこのエスパー制のテクノロジーの結晶だ。

 

魔除けの中でも数少ない確定で1:2交換をとれる優秀なインスタントである。

 

当時このデッキをフル活用し、頂点に輝いたデッキこそが「クイックントースト」(中でも残酷コンや壁コンと呼ばれたもの)。

 

このデッキは土地が止まる即ち負けなので、序盤にはドローモード連打で土地を探しに行き、相手のドロー後に2枚の手札を狙い撃つ。

 

空気の様に思われるエンチャント破壊能力も、《苦花》《忘却の輪》など割るものは存在していたため決して腐らなかったのだ。

 

そして「テーロス」はエンチャント推し...マジック全カード内での、このカードの相対的な価値が上がったと考えていいだろう。


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