ホタル/Firefly
タグ:Card of the Day, Firefly, MTGシングル, テンペスト, ホタル, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2013/08/12
ホタル/Firefly
夏も中盤。
日本の野山での夏の風物詩といえば、蛍だ。
日本人はあの昆虫の幽玄な・儚い灯りが大好きなように思う。死者の魂になぞらえるなどして、昔から愛され続ける昆虫だ。
この小さな昆虫が、マジックの世界にもしっかり生息している。
その名もストレートに《ホタル》だ。
ホタルは4マナ1/1飛行、赤マナ1つでパワーが1上がる、所謂ブレス能力持ちだ。今でこそサイズで上回る《焼炉の仔》が存在するが、当時同マナ域で同様のブレス持ちフライヤーはブレス回数が1回限定だったり、複数回起動するとターン終了時に死んでしまったりするなどブレス能力に制限が設けられていた。
それらの連中に比べて、4マナで1/1とサイズ自体は小さいが、使い勝手の良いブレス持ちであることは確かだ。
「テンペスト」のリミテッドで相手の対空防御がガラ空きならば、あっという間に勝負を決めてしまえる強力なフィニッシャーだ。
このカードのアッパーバージョンが前述の《焼炉の仔》、現代風にアレンジすれば《ドラゴンの雛》になるだろう。
何れもリミテッドでは活躍する良きカード達だ。
余談ではあるが、フレイバーのスクィーのセリフからするとこの昆虫は熱で攻撃しているようである。
ブレス能力で注ぎ込んだ赤マナは、その身体から高熱を放出するのに使うのだろう。
現実の蛍は、発光の際に全く熱を発生させないの、次元ラースに生息するこの昆虫は、似たような光を発するだけで全く別の進化を遂げた昆虫なのだろう。