税収/Tithe
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Tithe, ヴィジョンズ, 岩SHOW, 税収Card of the Day -今日の1枚- 2013/09/20
税収/Tithe
白のお家芸は「何でもできること」だと筆者は思う。
突き抜けた対処はないものの、何にでも丸く対応できるのがこの色の特徴であり売りであると。
クリーチャー・アーティファクト・エンチャント・土地・プレインズウォーカーとパーマネントであれば何にでも触れることは出来るし、インスタント・ソーサリーに関しても限定的ながら打ち消したり、元から断ってしまったりという技を持っている。
最近ではすっかりその対応力が目立っているが、少し前まではある能力も得意技の1つであった。
それは「土地サーチ」だ。
ランパン系を多く擁する緑の能力に思われがちだが、元々は白と緑に等しく与えられた能力だった。
緑は直接場に出すブースト型であり、白は手札に蓄えるアドバンテージ型という棲み分けがなされていたのだ。
その中でも最強の1枚の呼び声も名高いのが《税収》だ。
平地を1枚手札に加えて、相手の土地が自分より多ければ追加で1枚のボーナスを獲得出来る。
全て土地であるとはいえ、1マナで2ドロー出来るインスタントは強烈だ。
所謂ライブラリー圧縮も可能であり、先手の相手のエンドに撃てば、2枚ランドを抜いてより良質な通常ドローを迎えることが出来る。
このままメインで《ハルマゲドン》なんかに繋ぐことが出来れば言うことなしだ。
相性の良い土地は各種フェッチランド。
起動して相手より土地が1枚少ない状態にし、スタックで使用すれば多大なるアドバンテージを獲得出来る。
また、持ってくるものは平地であれば何でもよいのでデュアルランドをサーチして色マナの安定に繋ぐことも容易であり、旧エクステンデッドは大変重宝したものだ。
さらには相性の良いカードが多かったのも追い風だった。
《モックス・ダイアモンド》で土地を出さずにマナを伸ばしながらしっかり土地も獲得し、増えた手札は《浄火の鎧》の打撃力アップに貢献する。
更には、これで手札を平地だらけにした上で《呪われた巻物》を起動すればダメージを与える確率は跳ね上がる。
今ではすっかり見ないカードとなってしまったが、レガシーで使ってみると意外に強かったりするんじゃないかなぁと筆者は思っている。