隠れ家/Safe Haven
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Safe Haven, クロニクル, 岩SHOW, 隠れ家Card of the Day -今日の1枚- 2013/10/18
隠れ家/Safe Haven
少し思い入れのある1枚である。
当サイトが毎週配信している動画「BIG MAGIC LIVE」でコーナーのアイキャッチに用いられているため、毎週イラストを見ているからだ。
そんなことは99%の読者には「どーでもいい」ことかもしれないので、すいません本題に入ります。
このカードの初出は「ザ・ダーク」。このセットは、マジックの歴史でも珍しい「イラスト主導型」のセットだった。
暗黒時代という設定だけをイラストレーターに明かし、 そのイメージで描かれたイラストにカードとしての能力を付与していくという方式でカードがデザインされているのだ。
この《隠れ家》も同様の経緯で作られたものだろう。暖かな光と、入り口付近で光る眼が印象的だ。
さて、この土地の能力はというと
「②T:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。」
「あなたのアップキープの開始時に、あなたは隠れ家を生け贄に捧げてもよい。そうした場合、隠れ家によって追放された各カードを、オーナーのコントロール下で戦場に戻す。」というもの。
一つ目の能力で、今にも除去されそうなクリーチャーを逃がし、次のアップキープに再び戻ってこさせることが出来る。
この《隠れ家》には定員はなく、何体でもクリーチャーを逃れさせて構わない。
安全な頃合いを見計らって、一気にドン。ただし1度に救える人員は1名のみ。
《神の怒り》から味方を一人でも逃せたなら、後の塵と化した仲間達も心残りはないだろう。 土地にそれ以上の仕事を求めるのも酷と言うものである。
ダメージスタックがあった頃はなかなか渋い仕事をすることもあった。
アタッカーがブロックされれば、ダメージスタックを乗せてから隠してしまえばいい。
自分のクリーチャーと相手の土地の交換というのは、ちょっと割に合わない場面が多いものだ。
ただ、こういったデッキにおいてマナの出ない土地を複数採用するというのはそれだけでデメリットだ。
結局、全く使われないカードとなってしまった。
《ボール・ライトニング》などの歩く火力と相性は良いが、 トリプルシンボルのカードを入れながらマナのでない土地を入れる勇気あるプレイヤーはそうそういないものだ。