三日月の神/Kami of the Crescent Moon
タグ:Card of the Day, Kami of the Crescent Moon, MTGシングル, 三日月の神, 岩SHOW, 神河救済Card of the Day -今日の1枚- 2013/10/28
三日月の神/Kami of the Crescent Moon
三日月の神/Kami of the Crescent Moon
「テーロス」はギリシア神話、神々の息づく世界をモデルにしており、神が人々に与える影響・神が生み出したもの・そして神そのものが登場するセットである。
構築、リミテッド共にやりがいがあって実に楽しいセットだ。
この神を推したセットが登場する以前にも、マジックでは何らかの神様にまつわるカードが出ている。今週はそれらのカードを紹介したい。
本日紹介するのは「神河救済」にて登場した青い神。
神河は、それこそ神/Kamiと呼ばれる、九十九神のような存在が同じ次元に暮らしているという世界観だ。
ここでの神々は、「テーロス」の神/Godとは随分雰囲気が違い、クリーチャータイプもスピリットである。
このスピリットであることを条件に、何らかのアドバンテージをもたらすカードが多く登場したものだ(スピリットクラフト)。
この《三日月の神》はそれらとはあまり関係のないデザインである。
能力は完全に《吠えたける鉱山》と同じもの。
点数で見たマナも同じだが、青になりクリーチャーとなりアーティファクトでなくなった。
カードとして見るならば、完全に《鉱山》と同様の評価となる。
相手のドローが水増ししてでもカードを引きたい・あるいは相手にカードを引かせることを悪用するデッキ...「ターボフォグ」「ハウリングオウル」といったデッキでなら、この能力をフルに活かすことが出来るだろう。
アーティファクトからクリーチャーとなったことで、緑には対処されづらくなったが黒には簡単に対処されてしまうようになった。
使うのであれば、前述したデッキの要素・シナジーを継承した構成の統率者戦でジェネラルにしてみてはどうだろう。
引いて引かせて気づけば死んでる、みたいなデッキが理想的だ。
この肥満のおっさんのような神、神河本編ではかなり重要なキャラクターであり、神の騒乱を招いた張本人の一人である。
このやらしい笑顔を見れば、相当に悪い奴と言うのはよくわかる。
その悪巧みも、能力でうまく表現されているではないか。