狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt
タグ:Card of the Day, God of the Hunt, MTGシングル, Nylea, テーロス, 岩SHOW, 狩猟の神、ナイレアCard of the Day -今日の1枚- 2013/10/26
狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt
狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt
秋をその名に冠するカードは、本日まで紹介してきた5枚。
週6掲載のこのコーナー、企画を通すためには6つのカードが必要となる。
見るからに秋っぽいイメージのカードも幾つかあるにはあるのだが、今回は「テーロス」発売から1か月経ち、PTも行われたということでこのセットを代表する「神」の1枚を紹介しよう。
何故「秋」で彼女が出てくるのか。
それは、彼女が狩猟や森林とともに「季節」も総べる神だからだ。
この世界の季節は彼女がコントロールしており、何か気に入らないことがあればそれを乱してしまうこともあるそうだ。
幸い、我々の生きる世界のナイレア様は今年も「秋」という季節をもたらしてくださった。
これには感謝しなければいけない。
非常にインパクトの大きい神々のサイクルの中で、ナイレア様の前評判は他の神々より少し落ちるものが多かったのではないだろうか。
能力はトランプル付与とパンプアップ。
他の豪快な面々に比べると、少々地味に見えてしまうものだ。
しかし同時に、神の中では最も「信心」の条件を満たしやすいとも言われていた。
緑と言えばマナブーストとクリーチャーの色であり、ダブルシンボルのクリーチャーをズラリと並べてしまえばナイレア様も常時戦闘可能なのだ。
発売から1か月、結果としてナイレア様は堂々たるご活躍を我々に見せつけることとなった。
本当にあっさりと3ターン目に信心を満たした状態で登場し、自身もクロックになるのは当然、戦線突破の方法を持たない《恭しき狩人》《世界を喰らう者、ポルクラノス》に貫通力を授けて勝負を決めてしまう。
緑単信心デッキは《ニクスの祭殿、ニクソス》によって恐るべきマナを獲得可能であり、このマナを用いればマナ効率が悪いパンプアップ能力も必殺のX点火力のようなものとして運用出来てしまうのだ。
この神の活躍もあってか、此度「PTテーロス」にて日本を代表するトッププレイヤー・日本が誇る世界チャンピオン、三原槙仁さんが見事トップ8に入賞された。
デッキは「コロッサル・グルール」と呼ばれる緑の信心を軸としたデッキだ。
生放送で中継されていた試合でも、ナイレア様の姿を見ることが出来た。
この時、「魔王」の異名を持つ三原さんはナイレアを生け贄に捧げる場面があり、実況でも「さすが魔王!神すらも生け贄に!」と大盛り上がりだった。
2大会連続のPTベスト4という偉業、本当におめでとうございます。