秋の帳/Autumns Veil

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Card of the Day -今日の1枚- 2013/10/22

秋の帳/Autumns Veil

秋の帳/Autumns Veil

秋の帳/Autumns Veil

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続いての秋を感じる1枚は、《秋の帳》。

 

もう、その帳というものはすっかり落ちてきたように感じる。
イラストも、ドライアドの周囲を舞う落ち葉が美しい。

 

このカードは、基本セットにおいて作成された「アンチ対抗色」サイクルの内の1つだ。緑の対抗色といえば、野性に反する理知的な青・生命力に反する死にまつわる黒。

 

これらの呪文による打消しや、対象を取る呪文の魔の手から純粋にしてパワフルな緑を守る優しきカードだ。

 

1マナのインスタントであるため、相手がこれらのアクションを行ってきた際に対応して撃ちこむことが容易であり、実質カウンターとして使っていくことになる。

 

対抗している存在の長所をそっくりそのままいただくというのはなかなか面白い。さながら、緑の《呪文貫き》といったところだろう。勿論、相手は選ぶが。

 

忘れてしまいがちなのは、この呪文の効果がターン終了時まで持続するということ。

 

例えばクリーチャーで殴ってきた相手に除去→《秋の帳》で守る→続くクリーチャーを展開→それには打消し呪文...なんてやってしまうと目も当てられない大参事となってしまう。

 

この一見万能なサイドカードでも注意しなくてはならないことが多い。

 

この呪文が防ぐのは、あくまで「呪文」からの干渉であり、これが何かしらの能力によって...例えば《戦慄をなす者ヴィザラ》の眼光や《熟達の魔術師アーテイ》の「それだけ?」から守るということは出来ない。

 

このカードを初めて見た時「黒の打消し呪文って?」と思われた方も多いことだろう。

 

《蝕み》や《対抗突風》なんかは青いので置いておこう。

 

この、純粋な黒の打消し呪文という条件に当てはまるのは《打ち砕く希望》《衰亡の加護》というカード達だ。

 

はっきり言ってほとんど見ることのないカードではある。気にしなくていいレベルのカードである。

 

しかし、この《秋の際》がこれら黒いカウンターの、マジックのカード全体で見た時の相対的な価値を一段階下げたというのは紛れもない事実である。

 

まあ、そんなこと気にしなくていいのだけど。


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