Niall Silvain
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Niall Silvain, ザ・ダーク, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2013/11/26
Niall Silvain
僕が大好きなクリーチャーのうちの1つ。
ご覧ください、この怪しい顔。
邪悪な怪しさではなく、森の中で主人公に訳の分からない言いがかりをつけてくれるけど ちょっと助けてくれる憎めない妖精的なキャラが持っている怪しさが、このカードにはある。
良いヤツみたいだけど、本当に信じて良いのか?
コイツが勧めてくる食べ物は本当に食べても大丈夫なんだろうか?的な怪しさである。
このカードの能力は「GGGG T:クリーチャー1体を対象とし、それを再生する。」
やはりお助けキャラ的な能力を持っている。
どのクリーチャーにも使える条件なしの再生付与はなかなかに素晴らしい。
しかし、割高だ。あまりにも割高すぎる。
コストが緑マナ4つ、所謂「クァドラプルシンボル」というやつである。
運用するにはほぼ緑単でもないとしんどい拘束である。
そこまで払ってただの再生というのは少々厳しい。
そもそも、除去が飛んでくるであろうタイミングにこれを構えようとすると、自分のターンにはほぼ何も動けずにただ現状の戦力でアタックをしてターンを返すことになるだろう。
4マナ構えても全然余裕なマナが出ている状況ならば、その4マナも展開に注ぎ込んで勝ってくださいどうぞ。一応《ケイラメトラの侍祭》と並べば再生のマナを用意するのは容易い(だからそのマナは展開に回そうねってば)。これが2マナならまた変わってきたんじゃないだろうか...
さらにこの能力のコストにはタップも含まれている。
これが辛い。召喚酔いするし、何かの力を借りねば複数回起動することは出来ない。
さらには自身は警戒でも持たない限りアタックに行きながら能力を使うということは出来ない。完全にベクトルが防御に向いた1枚であり、お世辞にも使って強いカードではないだろう。
何故タップ能力として設定されてしまったのだろうか?2回使えると強いから?
いやいや、8マナ払ってるんだからそれぐらい許してやってほしい。
この愛すべき一歩、いや二歩足りてないカード、生誕からしばらくの間はクリーチャータイプが「ニアル=シルヴェイン」というご自身の名前そのものだった。
いや、だからニアル=シルヴェインって何よ...(後にエレメンタルになり、さらにそれもイメージに合わなかったのかアウフへと変更されたのだった)。