神無き祭殿/Godless Shrine
タグ:Card of the Day, Godless Shrine, MTGシングル, ギルドパクト, ギルド門侵犯, 岩SHOW, 神無き祭殿Card of the Day -今日の1枚- 2013/11/01
神無き祭殿/Godless Shrine
「ラヴニカ・ブロック」登場時の衝撃。
勿論、ハイブリッドや数々の強力マルチカラーカードもあったが、最大の産物は新たなるデュアルランド達に尽きる。
その土地は、それぞれのギルドにあたる色の組み合わせであることから「ギルドランド」と呼ばれたり、2点失うことでアンタップインすることから《ショック》分のダメージを与える土地、「ショックランド」とも呼ばれ、プレイヤー達待望の1枚となったのだ。
今回はその中から、神ウィークということでこのカードを紹介しよう。
色の組み合わせによっては、ショックランドの性能をフルに発揮できないものもあった。
コントロール色が強い色が、2点のダメージを余分に受けるのはリスキーであるし、かといってタップインで1ターン遅れの行動をしていては...というジレンマがある。
この《神無き祭殿》も、その色の組み合わせから前評判ではコントロール向きで、アグレッシブなギルドの土地よりは相対的な強さは劣るのでは...と思われていた。
しかし、「ギルドパクト」が発売された後「オルゾフアグロ」なる、軽いクリーチャーでガンガン攻めていく白黒ビートダウンが登場。
この土地も積極的にショックイン(2点支払いアンタップインさせることの俗称)され、序盤のマナ事故の軽減に大活躍だった。
そして、時は流れてモダンというフォーマットが制定された。
そこで使用可能だったこの土地は、勿論引っ張りだこであった。《野生のナカティル》の平地カウントを満たしながら《思考囲い》を撃つことを可能にし、《部族の炎》の火力を高める。
また、単体で強烈なパワーを誇る《未練ある魂》の登場も大きい。
このカード(とサイドボードのカード)のために「ジャンド」はこの土地を1枚積んで、より柔軟なデッキへと進化することになった。
現行スタンダードでも「エスパーコントロール」「オロスコントロール」「オルゾフミッドレンジ」など、多くのデッキで活躍中である。
このカードの使用率は、この2色の組み合わせがいつでも強力であることの証明だ。
美麗なイラストの、モデルとなっていると言われるのはノートルダム大聖堂。
各地にあるこの聖堂に、一度行ってみるのもいい思い出になるだろう。