黒曜石の火心/Obsidian Fireheart
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Obsidian Fireheart, ゼンディカー, 岩SHOW, 黒曜石の火心Card of the Day -今日の1枚- 2013/11/30
黒曜石の火心/Obsidian Fireheart
悲しいかな赤にはクァドラプルシンボルのパーマネントが存在しない。
パーフォロス様への信心が足りていないんじゃないのー?と言いたいが、これからのカードに期待したいところだ。
さて、トリプルシンボルのパーマネントの中から選んだ1枚がこの「オブシディアン・ファイヤーハート」こと《黒曜石の火心》だ。
「ゼンディカー」の赤の神話レアであるこのカード、登場当初は話題になったものだ。
イラストもかっこいい!オブシディアンって響きもボスっぽくてイカす!4マナパワー4+能力は悪くない!
このカードの何が話題になったのかと言えばカードテキストの注釈文だ。
「ゼンディカー」の事前情報として「この土地は~~燃え続ける。」と書かれたカードが登場するとのことで、 発売前から密かな話題にはなっていたが、現物を見てナルホドと。
猛火カウンターという独自のカウンターを用いて、相手の土地を1点クロックに置き換えてしまう。このアップキープに1点ダメージを与える誘発型能力を「燃える」という言葉を使って表現しているわけだ。
今までプレイヤー達がそのような表現を用いて状況を説明することはあっても、公式の文章で「(あなたにダメージを与えるという)この誘発型能力を失わない」を「この土地は燃え続ける」という一言でまとめてしまったわけだ。
ともすれば、野暮と言うか、何というかもっさりしたテキストになってしまいがちである注釈文と言うものを、 ルールは最低限通じるようにしつつも遊び心を効かせた、ある意味このカードのフレイバーテキストとも言える一文にまとめあげた人に、筆者はリスペクトするばかりである。
この調子で「(この効果はターン終了時に終わらない)」なんかの注釈もうまくフレイバーづけできないだろうか?
《威圧》のそれだと、「(コイツは一生お前のもの)」うーん無理があるか。