血と鉄の酒/Wine of Blood and Iron
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Wine of Blood and Iron, 岩SHOW, 神河救済, 血と鉄の酒Card of the Day -今日の1枚- 2014/01/25
血と鉄の酒/Wine of Blood and Iron
フードウィークの締めくくりにはお酒が良いだろう。
海産物のオードブル、ステーキ、オムレツ、シーフードスパゲティという流れできたコースの締めくくりにはこちらのワイン(英名がWine of ~だからね)を。
《血と鉄の酒》、9年物でございます...ってオゥエ~。イラストでこれを飲み干そうとしている兵士の表情から察するに、どう考えてもこれは「まずい」だろう。
血はわからなくもないが、鉄って何よ。鉄粉でも混ぜているのだろうか?材料・日本酒:新鮮な血液:鉄粉=2:2:1みたいな。我々では飲み干すどころか一口だけでこちらがダウンしてしまいかねない強烈な内容物だ。
カード自体は、最終決着専用兵器といったところ。4マナでどんなクリーチャーのパワーも倍にしてしまうが、ターン終了時にこの酒は空っぽになってしまう。むせあがるほどの強壮薬なのだろう。2杯ほどグビグビっとやれば驚異的な打撃力を得ることも可能だ。しかし、これ自体はなかなかの高級酒のようで、設置に3マナ・1杯やるごとに4マナと高くつく。
このカードのいいところは、置いておけるということだろう。1度しか使えないようなマナ基盤のデッキであれば《樫の力》ほどの威力がなければ採用するのも難しいレベルである。
しかし、これは3マナでとりあえず設置して、後は普通に戦闘を行っていれば対戦相手が計算しなければならないファクターが1つ増え、それによって何かしらの計算ミスを引き起こせる可能性があるということだ。そういったやりとりの果てに、生き残った1体を鼻血が溢れるほどにギラギラにさせてしまって決着をつければ良い。
はっきり言って、これを採用するならばちょっと弱いかなぐらいの装備品でも投入した方がマシなレベルのカードではある。
しかし、それだけで切り捨ててしまうには勿体ない。こういった味のあるカードを上手く使えた時の喜びとは、それだけで一杯やりたくなってしまうほどの何にも代えがたいものなのだ。