2014/03/11 日々を食うもの - Card of the Day -今日の1枚-

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日々を食うもの/Eater of Days

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「実績ゼロ」でも有名なカードというものはある。ここで言う実績とは、もちろんトーナメント・シーンでのことである。環境を支配したり、誰かをチャンピオンに導いたり、100円から3000円に出世したり…そういう輝かしい実績というものはマジックの表舞台だ。
その影には「名前がおもろい」「テキストが意味不明すぎる」「とにかく弱い」という、裏世界の称号を争っているカード達が存在する。彼らは、表舞台で活躍するカードにも負けず劣らずの「愛されカード」である。皆さんもそんな1枚、あるでしょ?この《日々を食うもの》も愛されている1枚である。


この《リバイアサン》に続く2枚目の「リバイアサン」にして、本家と大きく趣を別にした機械獣。4マナ9/8飛行トランプルという、信じられない戦闘力・マナレシオを誇りながらも、同様に信じられないレベルのデメリットを併せ持つファッティだ。そのデメリットとは、相手に2ターン献上するというもの。

これを場に出すと「自分→相手→相手→相手→自分」というターンの展開となる。ちょっと考えれば、相手ターン①コイツを除去する→相手ターン②デカいクリーチャーを出す→相手ターン③殴られる、の死のコースが見えるはずだ。なので普通の感性では絶対に使わない。MOでこれを叩きつけられた相手のターン終了時に《粉砕》を撃ったら投了された経験がある。それくらい、これはどうしようもない。


でも使いたくなるナリをしているのも事実である。4マナ9/8飛行トランプル、イラストもカッコイイとくれば、憑りつかれたようになるプレイヤーもいることだろう。当時は《もみ消し》ぐらいしか選択肢はなかったが、今の時代には良いものがある。《倦怠の宝珠》だ。

相手を阻害しながら、自分は《ファイレクシアン・ドレッドノート》や《地ならし屋》を叩きつけるのも面白そうだ。あくまで、面白いだけね。勝てるなんてそんなこと言ってないぞ!


さて、イラストレーターMarkさんのお話。このイラストは「ダークスティール」の広告・BOXやパックのデザインに使われる可能性が高かったため、Markさんはその時に備えて、背景の空と手前に広がる海を大きめに描いたそうだ。

ところがカードに使われる際に、その余分に描いた背景も全てカードイラストとして仕様されたため、Markさんが想定していたよりもこの「Skywurm」の細かい部分が見えにくくなってしまったのだそうだ。

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