2014/03/27 暖気 - Card of the Day -今日の1枚-

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暖気/Warmth

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毎日が温かくなってくると、心も体もポカポカとして自ずと元気になってくるものだと思う。あまりに気温が適温すぎても、眠たくなってしまうので困りものではあるが…寒い中ブルブル震えているよりは随分とマシだろう。個人的には、冬よりは春派である。断然。

というわけで本日の紹介は、温かな名前の1枚《暖気》を紹介しよう。

このカードは、テンペストにて収録された「やりすぎ色対策」サイクルの1つである。サイクル名は今勝手につけたが、間違ったことは言っていない。本当にやり過ぎ感があるサイクルなのだ(ただし効果の幅はマチマチなので、全く名が知られていないカードもある)

《暖気》はサイクルの中では中々に「鬼」である。白が対抗色である赤に牙を剥いた結果がこれだ。当時の赤いデッキとは、往々にして火力を積み手数の多い攻めを用いて相手のライフを0にすることで勝利することを目指して作られていた。

そんなデッキ達に対して、真っ向からアゲインストする1枚がこの白きエンチャントであった。

相手が赤の呪文を唱えれば、即座に誘発してライフを2点回復する。例えこの回復にスタックで火力を重ねても、また回復が誘発するというオートガード仕様。この鉄壁の守りがたった2マナのシングルシンボルとは、恐ろしい話である。フレイバーテキストのオアリムさん曰く、丁度いい距離の炎は逆に癒しになるとのこと。この呪文は、気流のようなものを起こすことで術者に炎が直撃することを和らげているような具合だろうか。

どうしても回復してから火力を喰らうという図を想像すると「あ~あったか~気持ちええ~…熱っ!あっつ~~~!!!…あ、ぬくいぬくい。いい感じ…アツアツアツアッチ~!」というものになってしまってコントにしか見えなくなる。

赤側からすれば、たまったものではない。《ショック》なんかはカード1枚損しただけ、《火葬》は2マナ払ってカード1枚使って1点を与えるという割に合わなさ。《ボール・ライトニング》を転がしてもあまりオイシイ感じがせず、《モグの狂信者》は2回殴れなければ元が取れない、しかもエンチャントだからそもそも触れないと、この上ない恐怖の存在なのだ。

しかし当サイトのライターやBM Liveのアシスタントを務める関西のバーン使い、リュウジ曰く「《暖気》2枚貼られても殴りまくって勝ちました」とのこと。さすがである。


日本語版には「3点回復する」と印刷されているものがあるので注意が必要だ。さすがに《稲妻》までチャラにするのは反則技。

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