2014/04/09 タックル蛆 - Card of the Day -今日の1枚-
タグ:Card of the Day, クロニクル, タックル蛆タックル蛆/Takklemaggot
名前勝ち。以上。で、終わっても良いレベルのハイセンスな日本語訳。大好きな1枚である。ちなみに、ルールテキストが死ぬほどややこしいのでザックリ解説しよう。
《タックル蛆》はクリーチャーに寄生する。その宿主をジワジワと弱らせる
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宿主はいつかタフネスが尽きて死亡する。すると《タックル蛆》は次の宿主を求める。行き先を決めるのは犠牲となったクリーチャーのコントローラー
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場からクリーチャーがいなくなってしまうと、《タックル蛆》はオーラでなくなり、最後の犠牲者のコントローラーに寄生する
たまらなくややこしくしそれでいて効果は緩慢。おそらく、トーナメントシーンで目にすることはないし、統率者戦などのカジュアルなゲームでもせいぜいクリーチャー1体を食らい尽くせば関の山である。
ただしタフネスが2以下のクリーチャーばっかりを相手に、ノンクリーチャーのコントロールで使えばそれなりに効果はある。《滅び》を使えば一発で相手本体に寄生させることも可能だ。
面白い1枚であるため、「時のらせん」にてタイムシフト再録候補に挙がったが、最新のルールテキストが枠内に収まらない長さになってしまっていたため、泣く泣く見送られた過去を持つ(代打は《巨大カキ》)。
「地獄料理書」ではこれを用いたジャムが登場し、物語の盛り上げに一役買っている。BM liveのストーリー紹介コーナーでもこれを勿論紹介したのだが、編集者が僕の迫真の演技を「ガチの嫌悪感」と判断し、「独断でカットしてしまった」という笑える話がある。