2014/05/24 カロニアのハイドラ - Card of the Day -今日の1枚-

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カロニアのハイドラ/Kalonian Hydra

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 なんやかんややっているうちに、「M14」のスタンダードでの賞味期限も迫りつつある。

最後まで、最大限にカードを遊んでこその基本セット1年サイクルだと個人的に思っているので、 「M15」に収録されるカードも気になるが…うん、無茶苦茶気になるが。

それよりも、現行セット内にまだまだ見落としがないかという部分に拘ってみたいなと思う。 それでも本音は次が気になって仕方ないというのは内緒。


「M14」発売当初、トップレアの座に君臨していたのが《カロニアのハイドラ》だ。 5マナ4/4トランプル、アタックする度に自軍のカウンターが倍化する能力持ち。即ち、実質的に5マナ8/8というわけだ。

構築の場で5マナのクリーチャーの運用というのは決して簡単ではないが、 それでも2回殴れば勝てるというサイズ(2回目なんて16/16)であれば使用に値するものだ。

そういった評判から、この神話レアは一見大人しいカードが多い「M14」内にて一際目立つトップレアとして一目置かれていたのだ。

しかし、発売してすぐに「《カロニアのハイドラ》めっちゃつえー」という声を聞くことは果たしてなかった。 同じく「カロニア、あれ見かけ倒しのガッカリ神話だったね」という話を聞くこともなかった。

要するに、デッキが作製されていなかったのだ。
実力未知数のまま、カロニアは秋の大型セット「テーロス」の発売を迎えた。


そして、この「テーロス」の登場により生まれた「緑単信心」に、カロニアはしっかりと投入され、 デッキの一フィニッシャーとしての活躍を見せることに成功したのだった。

緑のファッティ連打デッキで、除去耐性皆無とはいえなんだかんだでパンチ力があって強いことを世界に知らしめることが出来たのだ。

すぐに同デッキはタッチ赤をした「コロッサル・グルール」という形で流行るようになり、
そのデッキではテーロスが生んだモンスター達が主力となり、カロニアさんは追いやられる形となってしまったのは内緒だ。


さて、このカロニアさん。「コンボ・ウィーク」のシメとして、ド派手なコンボを見せていただこう。

まずは、《倍増の季節》《野生の活力》《屍体屋の脅威》らの、カウンター倍増組。
これらのうち1つが出ていれば、カウンターが8個で場に出て殴れば24個という超ド級の一撃を生み出すことが出来る。

また、場に出てから殴るまでのラグをなくすコンボも素晴らしい。 《ラクドスの血魔女、イクサヴァ》《歓楽の神、ゼナゴス》なんかでサポートしてやれば、隙だらけの相手を一発で仕留めることだって容易い。

また、カウンターは自分だけでなく全体に付与できるのもポイント。各種スパイクなんかと併せれば、グリーン・ナイトメアの始まりだ。

GP静岡で行われた100人規模のカジュアルゲーム「大乱闘戦」では、これのサイズが実に4桁まで成長していたとのこと。 隣の家が出てったと思ったら、ゴジラが引っ越してきた。そんな素敵な光景なのだろう。

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