2014/06/06 歓楽者ゼナゴス - Card of the Day -今日の1枚-

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歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler

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 何故、今週が「お祭りウィーク」なのか。それは、本日を祝うためである。自分で自分を祝うというのは滑稽に見えるかもしれないが、そっとしておいてやって欲しい。

本日で、当コラムの掲載開始から丸一年。めでたいfor myself。そしてThank you for 読者の皆様。Card of the Dayも2年目突入。ますます精進していきたい所存であります。もっと面白いものを、書いていこう。

 決意表明はさて置き、1周年の祝いに《歓楽者ゼナゴス》にお越しいただいた。祭りと言えばこの人、テーロス・ブロックでは良いポジションではしゃぎまくってくれました。「テーロス」のスポイラーに登場してから、僕はこのゼナゴスさんに惚れている。赤緑という素晴らしいカラー、クリーチャーを後押しするプレインズウォーカー、隙なく形成された3つの能力。素晴らしい。至高の1枚ではないか。

 +1能力は、マナを生み出す能力だ。ここで大事なのは、この能力は決して「マナ能力」では「ない」ということ。マナ能力というものはスタックに乗らずにただちに解決される。これに対してプレインズウォーカーの忠誠度能力は、必ずスタックに乗り、解決を待つことになる。

そして、マナ能力のルーリングには「忠誠度能力ではなく」ということが明文化されている。相手がこの能力を起動してきても、そのマナを何かに使われる前にこちらがアクションを挟むことが出来るのだ。

使う側としては、これにスタックでクリーチャーを除去されるのが苦痛でたまらないが、逆にこれをおとりに除去を使わせるという駆け引きも狙えるので覚えておこう。何事もなく起動できた場合は、溢れ出るマナを巨大なクリーチャーや「怪物化」の起動に充てるなどすると愉悦。

 0能力は、2/2の速攻持ちを投下する。トークンが呼び出せるプレインズウォーカーは、自衛が出来るという点でも非常に強力。4マナのゼナゴスさんならば、2/2を2体呼べればまあ元を取ったというところ。ここから+1能力に繋げるなど、自身との噛み合いも素晴らしい。

 そして所謂「奥義」-6能力は、大量アドバンテージ獲得のチャンスだ。これを用いるデッキでは、おそらくデッキに入っているカードは軒並み土地とクリーチャー、その他のカードはプレインズウォーカーのみといった具合であることが多いだろう。そうなると、捲った7枚のカード全てが場に出るということも起こり得る。こうなると大歓楽パーティー、勝利は二の次だ。

 残念ながら、ストーリー上では死亡してしまった。2枚目のプレインズウォーカー・ゼナゴスを見る機会はおそらくないのだろう。何かの間違いで還ってきてほしいものだ。

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