2014/07/12 North Star - Card of the Day -今日の1枚-

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North Star

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こぐま座α星のポラリス。それが、通称「北極星」と呼ばれる輝星である。

遭難者などの命を救う、人間にとってはありがたい星である。常に同じ星が北極星というわけではないらしく、数千・数万年の時の移り変わりと共に北極に最も近い星は移り変わっている。今現在の我々にとっての北極星は、前述のポラリスなのだ。

この北極星の名を冠したカードが、その名もストレートに《North Star》。イラストはKaja Foglioならではの絵本のようなやわらかく、幻想的なタッチで星空と霊的な女性、そして彼女が手にする輝星の如き光を放つ宝石が描かれている。これが《North Star》なのだろう。

この宝石の現在のテキストの日本語訳を紹介しよう。

「このターン、呪文1つについて、その呪文のマナ・コストを支払うのに、マナを他の色のマナであるかのように支払ってもよい。(追加コストは通常通り支払う。)」

例えば《ラッシュウッドの精霊》は、強力だが「GGGGG」という強烈なコストが多色デッキではネックとなるカードだが、一度《North Star》を起動すれば、このマナの支払いはどんなマナの組み合わせでもOK!

極端な話、5色で支払っちゃうことも可能だし、逆に《スリヴァーの女王》みたいな5色のカードを単色で唱えてしまうことも出来る。所謂、「マナフィルター」の役目を果たすわけだ。これで唱えるのにマナのねん出が厳しい呪文の運用も楽ちん!


……
………

Yes I know. It’s too much heavy too use.

動揺しすぎて英語になってしまう、それぐらい弱い!弱すぎる!

どんな色マナでも呪文の支払いに充てられるのは素晴らしい。そのために4マナが必要って、それだけの手間をかけるのならば、頑張って色マナを用意する方が容易い。

先述のラッシュウッドを唱えようと思ったら、結局トータル9マナ必要なのだ。おかしいよ!設置に4マナ支払っているのだから、この効果はもう、常在型能力でええやないか!

悲しいくらいに弱い、夜空の星よ。

…こんな《North Star》であったが、実は一時、「裏ワザ」が使用可能ということで注目された時期があった。「時のらせん」で登場したサイクルが有名な、「呪文コストを持たない」呪文達。

通常は「待機」によってのみ唱えられるこれらの呪文、後に「続唱」とのコンボで一躍脚光を浴びるのだが、それ以前にこの《North star》経由で唱えられることが可能という時期が存在したのだ。

《North Star》の能力が「呪文の点数で見たマナ・コストに等しい量の無色マナで支払う」という「代替コスト」に変更されていたため、4マナ払ってから0マナを払えばOK、これでラグなく《死せる生》コンボも決められる!

…本家《生ける屍》使った方がナンボか安いわ。チャンチャン。

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