2014/07/31 捕らえられた陽光 - Card of the Day -今日の1枚-
タグ:Card of the Day, アラーラ再誕, 捕らえられた陽光捕らえられた陽光/Captured Sunlight
ライフを回復する、という動きは「難しい」ものである。マジック誕生時は、それが強力なものであるとみなされていた。ものすごく手間のかかる方法で1点回復するカードがレアだったりする時代だ(言うか迷ったけど《Farmstead》様のことだ)。
それからマジックが繁栄を遂げていくにつれ、一部の強力なカードを除いて(《スパイクの飼育係》のことだね)ライフを回復するカードは「カードを1枚使うに値しない」と認識されるようになった。
例えば相手の場にズラズラとクリーチャーが並んでいる状況で《天使の慈悲》で7点ゲインするくらいなら同じマナで《神の怒り》を撃った方が良いよという話。そらそうだわ。
しばらくそういう時代が続き、中にはその回復量の凄まじさやコンボを生み出すカードとして使われるカードもチラチラ登場するようになった。
そして現代。ライフ回復は様々な効果の「オマケ」として添えられるようになり、それらの数字はいずれも大きくて多くのビート・バーンユーザーの心をへし折りにかかっている。
《捕らえられた陽光》も回復+αをウリにしている1枚である。いや、ちょっと雰囲気が違うか。ともかく解説していこう。
このカードは「アラーラ再誕」にて登場した「続唱」の緑白のコモン枠を担当する1枚である。4マナソーサリーで4点回復、というと目も当てられないカードだが、そこに続唱が上乗せされることで、カードとしてのポテンシャルはグッと高まる。
このカードは「3マナのカードに1マナ追加することで4点の回復を付与するカード」と考えれば、なかなか強力なのだ。4マナで《忘却の輪》や《大渦の脈動》+4点回復、これはかなり「オイシイ」。とは言え、デッキ構築によってはムラが発生しちゃうので、そこはぬかりなきよう。
しかし太陽光を捕まえて(光を液状にする秘法などがあるのだろう)それを葉っぱの盃で飲み干すとは、豪快なシチュエーションではないか。ナヤのガチムチ《鼓声狩人》なんかに「ささ、グイッと」とか言いながら勧められるんだろうな。お腹壊しそうで怖い。