2014/08/06 獰猛さの勝利 - Card of the Day -今日の1枚-
タグ:Card of the Day, アヴァシンの帰還, 獰猛さの勝利獰猛さの勝利/Triumph of Ferocity
「勝利!ウィーク」3枚目にして早くも「勝利条件」カードではないカードをご紹介。テーマはあくまで「勝利!」だからね。ということで今日の1枚は《獰猛さの勝利》。
「勝利」というカード名であるが、その能力はどちらかというと「勝利して得た物」という印象を与える。実際に英語名の「勝利」の部分にあたる「Triumph」は、幅広い意味を持つ単語だ。
基本的には勝利と近い言葉をカバーするが、そこから発展して「征服」や「極致」といった意味でも使われることがある。
何にせよ、何かを打ち負かし勝者となった時に使う言葉には違いない。自軍のクリーチャーのパワーが対戦相手のそれらを上回り、獰猛さにおいて「勝利」したため勝者の特権を勝ち取りカードを1枚引く。緑のエンチャントにはカードを引くことに関するものが複数存在するが、その中でもこれは最も緑らしい1枚だと言える。
カードとしては、メインで採用するというよりはサイドボードに控えていることが圧倒的に多かった。
緑を中心としたアグロデッキが、「青白コントロール」などのクリーチャーを出してこない相手に叩きつければ、クリーチャーを何でも1体コントロールしていれば無条件で1ドローだ。1ターン目にマナ・クリーチャーから2ターン目にこれを叩きつけると、その後の展開が格段に楽になってくる。
こっちは適当にクリーチャー出していけば《至高の評決》を何度撃たれようがすぐに戦線を立て直すことが可能だ。使い道はそれ以上でも以下でもなく応用が利くカードでもないが、その癖の無さは特筆すべきもの。必要以上のことが書いていないのも、強いカードの条件だったりするのだ。
イラストは呪いをかけられたガラクさんが「さっさと呪いを解けコノヤロー」と悪女リリアナの首根っこを掴んで右手手甲の武器を突き付けて脅しているところだ。
まあこの勝負の結末は対になっている《残虐の勝利》を見ればわかるのだけど、そういったストーリーに関するお話は長くなりすぎるのでここでは置いといて…珍しくヘルメットを脱いで髪を振り乱すガラクさん、ワイルドでかっこいいよね。
どこぞのメタルバンドにでもいそうな風貌だ。ご自慢の武器「ガラクロー」(勝手に名付けた)もこうやって突きつけられると恐ろしいことこの上ないだろう。これクローだけじゃなくて確実に拳もヒットしてるんだろうね。痛ッッてぇぇぇぇ