2015/02/09 トリーヴァの魔除け - Card of the Day -今日の1枚-

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トリーヴァの魔除け/Treva's Charm

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 所用があって旅に出ており、これが掲載される頃には雲の上かなぁと思っている。旅に出るなら安全祈願。僕は飛行機には全く抵抗がないのだが、著しい拒否反応を示す方々は少なくない。確かに、どういう原理で浮いてるのかもよくわからないものに10時間以上揺られる、というのはストレスフル極まりない状況である。そんな時に、お守りなんかがあれば良いのかもしれない。霊験あらたかでなくても、心のよりどころというか落ち使えるポイント、プラシーボなものがあれば人は己を支えられるのではないだろうか。

 そんなわけで今日はお守り的存在・魔除けサイクルの中から優しそうな色である《トリーヴァの魔除け》をチョイス。当コラムで3枚目の紹介になるかな、サイクルものとしては枚数を紹介している方にはなるが、それでも45種中3種となるとまだまだ1/15。もうしばらく引っ張れそうである(3枚以上書いていたらごめんなさい)。《トリーヴァの魔除け》は魔除けサイクル第3世代、『プレーンシフト』にて登場した「ドラゴンの魔除け」サイクルの1枚である。善なる存在か悪なる存在か、その見た目から受ける印象とストーリー上の立ち位置が大きく異なる『インベイジョン』のエルダードラゴンの中でも、トリーヴァはその色の組み合わせも相まって見た目は清純・正義という印象を受けるのに…という1枚である(詳しくはいつぞやのBIG MAGIC LIVEを観ていただきたい)。そんなトリーヴァさんが授けてくれる魔除けの効果は、バントカラーの構成色それぞれに合わせたものとなっている。

白:攻撃クリーチャーを除去(追放)
青:1ドロー1ディスカード
緑:エンチャント1つを対象とし、破壊

あれ、弱い。まあ白は良い。3マナ3色の除去としては範囲が攻撃クリーチャーに絞られているのはしょっぱいが、除去は除去。おそらくこのモードをメインに使っていくことになるだろう。緑もエンチャント破壊と、これまた効果が狭い。が、1:1交換は最低限行っているのでカードとしての役目は果たしている。当時はかなり危険なエンチャントが同じ時代に生きていた(《対立》《ヤヴィマヤの火》《はじける子嚢》など)ため、腐ることはほぼなかったと言って良い。十分に強かったのだ。

 問題なのは、青である。なんだこれは。3色3マナのカードを1枚使って、1枚引いて1枚捨てる。何をしているかわかっているのか?何故これが「カードを1枚引く」という、所謂サイクリングでなかったのかを考えると謎が謎を呼ぶ。後に《エスパーの魔除け》が登場。同じエンチャント1枚破壊モードを持っていて、この格差は辛い。カード1枚使って2枚引くのと、2枚使って1枚引く。この格差は辛いなぁ。

 ただ、イラストは良い。デカいトリーヴァさんの手の平に乗ってることを考えても、この魔除けは人間一人で持ち上げるのは難しいくらいデカいんじゃないかな。

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