「BMワンダーフォーゲル部」 第4回『ポータル三国志』《山/Mountain》#175

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2015.03.27
text by Hayashi Shoya

最近になってようやく気温が安定してきましたね。大阪だと来週(3/30～)からは20度を超える日が続き、やっと春が訪れるのかといったところですね。

冬の寒さに耐えた生命達がその活動を再開し、山はその活気を取り戻します。遠目から見ると緑が映え美しく、誘われるように踏み入れてみると数多くの鼓動を感じ取れ、あぁ活気があるなと思いながら、同時に虫除けスプレーが欲しくてたまらなくなるでしょう。

そんな季節の彩に染まった山、マジックにももちろんあります。

 
かなり緑々しい山ですね。冴え渡る青い空も良い味を出しています。爽やかな風が吹き抜けそうなこの見た目、《生命の律動》を感じさせてくれますね。

今回は「緑色の山」と言う事で、熊本にある「阿蘇山」の「米塚」を紹介いたします。


...どこも緑じゃない？ はい、確かにグーグルアースではまっ茶色ですね。しかし、「阿蘇山　 米塚」で検索していただければ抹茶色の米塚を見ていただけると思います。この風景は是非知っていただきたいところです。可愛くて美味しそう。何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、まあ一度見てください。

この100ｍ程の米塚には伝承があります。阿蘇の神様であるタケイワタツノミコトが収穫した米がそのままこの山になったと言われているのです。山頂の凹みは、貧しい人にお米をすくってあげた後だとか。なるほど、昔の人は想像力豊かですね。

良さそうな土地カードを探していると、こういった嬉しい巡り合わせや偶然の発見も多々あります。暇な時に、自分の好きな土地カードについて色々と調べてみるのも面白いかもしれませんね。

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