無謀なる突進/Reckless Charge
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Reckless Charge, エターナルマスターズ, オデッセイ, 岩SHOW, 無謀なる突進Card of the Day -今日の1枚- 2015/04/13
無謀なる突進/Reckless Charge
4月。新学期、新生活。安直な発想だけども、許してほしい。しばらくそういったものとは無縁で、職業的にも10月なんかの方が「新環境が始まるな」なんて思ったりするんだけども、この春から進学したり就職して新環境に飛び込んでいく方もおられることでしょう。あるいは、転勤で地方に飛んで、全く初見のコミュニティでFNMを遊ばなければならなくなったり...いろいろ大変だ。この時期の皆さんを応援する意味も込めて、今週は突っ走る!猛進する!突進する!そんな果敢な姿勢を体現するカード達をご紹介。「突進ウィーク」の始まりだ。
「突進」を名に冠するカードの中でも、特に使いやすく強力な印象が強く残っているのが今日の1枚《無謀なる突進》。新環境で頑張ろうという話をしておいてこんな名前の1枚を紹介するのもどうかと思うが、それも一つのオチということで。このカード自体も無謀と謳ってはいるが、実はそうでもなくまあまあ堅実な1枚だったりする。
赤の1マナソーサリー、対象のクリーチャーに速攻を与えてパワーを+3。赤という色の役割でもある、速攻とパワーだけのサイズアップ。それらが合わさった、すごくシンプルな1枚であり、運用としては疑似的な火力である。インスタントならコンバットトリックにもなるが、ソーサリーなので開き直ってただただ打点を高めることに利用するのみ。1マナで《稲妻》相当の3点ダメージを与えることが出来ると考えれば...そこに、速攻で殴りにいくクリーチャー自身のパワーも合わせれば、なかなかに優秀な1枚だとわかる。
さらに嬉しいことに、これにはフラッシュバックまでついている。3マナと少し重たくはなるが、こういうカードを用いるデッキ=クリーチャーを用いた赤の速いデッキは息切れしやすい。その弱点をカバーするのに、後続のクリーチャーにも速攻とパワー修正を与えるこれは100点とは言わないが65~70点くらいの良い仕事をするのだ。
フラッシュバック・コストを考えると、クリーチャーは1マナが理想・限界で2マナというところか。《野生のナカティル》《ステップのオオヤマネコ》と絡めた、所謂「ナヤバーン」なんてもしかしたら良いかもしれないぞ。後は《荒廃の工作員》が速攻で毒4個乗せてくるのも、イカツイ。良いカードだ!