金属疲労/Metal Fatigue
タグ:Card of the Day, Metal Fatigue, MTGシングル, ダークスティール, 岩SHOW, 金属疲労Card of the Day -今日の1枚- 2015/04/07
金属疲労/Metal Fatigue
いきなり疲れている。それが火曜日だ。月曜がハードであればあるほど、あるいは月曜が祝日だったりしたら、それはもうハードコアな疲労を背負ってえっちらおっちら生きている。火曜日に元気だったらその週は強キャラでいられる、そんな気がする曜日なのである。
マジックで疲れを表すカードと言えばいろいろとあるが、ダイレクトに「疲労」と書かれているカードは意外に少ない。今日はそんなカード群から1枚、《金属疲労》をご紹介。
カードとしてはシンプル極まりない。3マナインスタントで、全てのアーティファクトをタップする。ただそれだけのシンプルなテキスト。「すべて」と書かれ、テキストが短くシンプル、マナコストも軽い。強カードの条件は満たしているが、こいつは全くそんなことはない。
アーティファクトを全てタップ出来るということが、どれだけの意味を持つかというところだが...まあ、狭すぎる。登場した『ダークスティール』込のリミテッドなら、《濃霧》として防御的に使っても良いし、最後の一撃を叩き込むためにブロッカーを全部寝かせても良い。なかなか便利ではあるが、大事なのは自分のアーティファクトも巻き込まれるという事。アタッカーが軒並みアーティファクトクリーチャーだった場合、喜び勇んでトップしたこれを叩きつけると自滅するだけである。というわけで、メインから入れるデッキもそうない...というか、入れずに済むデッキを目指したい。
構築でもなおのことで、直接破壊する呪文を入れた方が良いに決まっている。このカードのようにタップさせたいのであれば《停止スイッチ》を用いるのをオススメしよう。
ネガティブなことを連ねてきたが、結構好きなカードだったりする。なにせイラストが良い。Arnie Swekel氏が描いてきた次元ミラディンに生息する、機械仕掛けの生命体達が波のようなものに飲まれてドンブラコしている。何とも、「雑コラ」な光景に思わず笑ったプレイヤーも少なくないはずだ。《機械仕掛けのドラゴン》《機械仕掛けのクワガタ》《錆胞子の羊》《錆の精霊》、そして中央にいるのが謎のクリーチャー。このイラストのカードが『フィフス・ドーン』で登場すると思っていたんだが、そんなこともなく...いやぁ、何なのか気になるってぇ!