タージ=ナールの剣鍛冶/Taj-Nar Swordsmith

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Card of the Day -今日の1枚- 2015/05/12

タージ=ナールの剣鍛冶/Taj-Nar Swordsmith

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 「モダマス再録カードの中から個人的にイイネなカードランキング」第9位!《タージ=ナールの剣鍛冶》!9位な理由は特にないが、10枚選べと言われたら外すことは出来ない1枚。

 

なんだったら1位でも良かったかもしれないが、なんとなく「こんなもんだろう」と。こんなもん、程度で済まされる1枚だが、僕はそんなもんが大好きなんだな。

 

 4マナ2/3とマナレシオは悪い。かつてこのサイズで活躍したクリーチャーといったら...稀有なものである。《アウグスティン四世大判事》くらいか。アウグスティンは能力が強烈だったが、マルチカラーのレアなんでそれぐらいでなきゃというところ。

 

白単色のアンコモンの剣鍛冶は、ならばランクを落とした能力を所持しているのが妥当。その能力とは...装備品をサーチして戦場に出す、という誘発型能力だ。あれ、強くないか?同じ鍛冶の後輩にあたる《石鍛冶の神秘家》の上位カードな可能性が!

 

 ...ないんだな、これが。装備品をサーチしてくるには、それ自体のマナコストを支払わなければならない。大人気《殴打頭蓋》を持ってこようと思ったら、実に5マナが必要だ。本体の4マナと併せて、実に9マナ!「コストパフォーマンスが悪い」カードが構築で活躍できない要因第1位とも言われる、ごもっともな理由で、剣鍛冶がバリバリ活躍するということはなかった。

 

《殴打頭蓋》などの"生体武器"が登場する以前は、装備品は装備コストを支払ってやっと使い物になるので、例えば《骨断ちの矛槍》を用いる場合も4マナ+能力で1マナ+装備コストに1マナの計6マナ支払ってようやく4/3のクリーチャーを準備できる。ちょっと重いよなぁ。

 

 だが、悪いカードでは決してない。それこそ、6マナ4/3として用意して速除去されてしまっても、後続が《骨断ちの矛槍》の恩恵をえることが出来る。なんだったら先だって戦場にいたクリーチャーに装備させて攻撃しても良いじゃないか。「シブくないか」そう思った僕は、「エクイップ」と呼ばれる装備品偏重デッキでこのレオニンを用いたものだ。

 

 後に《火と氷の剣》《光と影の剣》そして《梅澤の十手》といった史上最強クラスの装備品が姿を現すと、その活躍の機会は増えた。《石鍛冶の神秘家》のようなメチャ強からは程遠いが、6ターン目に十手と2/3を同時に戦線投下とかは、悪くなかったのだ。


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