神秘の蛇/Mystic Snake

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Card of the Day -今日の1枚- 2015/05/19

神秘の蛇/Mystic Snake

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余裕があればカツカレー。コロッケでもいいね。余裕がなくてもカレーうどん。焼き飯にカレーをかけたインディアンっていうメニューもあったな。懐かしき学食の思い出。上品なレストランにはない、抱き合わせメニューが魅力だ。

 

ラーメン屋の半チャーハンとかね、ワンコインでシンプルな中華そばと半チャーハンのお昼とか。最高やん。最近こういうお店、減りましたな。一体何の話をしているのか。

 

要するに、僕らはセットが好きなんですよ。コストは抑えたいとか言ってるのに、味がワンパターンだと飽きるとか。真の意味で贅沢なんですよ。

 

マジックプレイヤーは、本当に贅沢で貪欲なのだ。カードがカード1枚の役割を果たしていなくて怒るのは、ごもっとも。ここで恐ろしいのが、1枚分の役割を果たしていても怒る。「さすがに」の一言と共に、2枚分欲しくなってしまうのだ。

 

でも、気持ちはわかる。わかるからこそ、僕らはマジックプレイヤー。2枚分の働きをして、懐事情が弱い僕らにも優しい(即ちマナコストの安い)カードなんて...ねぇ?欲しいっす。カレーの上にサクサクした物体置きたいっす。

 

そんな願いが通じたのだろう、超絶パワーカード山盛りセット(当時の基準で)である『アポカリプス』にて、遂にカウンターでありクリーチャーであるカードが現れた!《神秘の蛇》だ。このカード、本当に好きでね。というわけでモダマス2015再録カードの中で好きなカード第3位は、シューシューいう声のあいつだ。

 

①GUUの4マナ2/2瞬速、戦場に出た時に呪文を1つ打ち消す。これは当時、革命だったな。《灰色熊》と《対抗呪文》がコストをそのままに、1枚のカードになった。ただそれだけのことだが、それが如何に偉大な発明だったのか。

 

当時の青いデッキは《対抗呪文》を初めとしたカウンターだけでデッキが組めてしまえるくらいにコントロール要素は充実していたが、クリーチャーが本当に弱かった。というか、勝利に向かうのにクリーチャーが必要なのに、適役が不在だったとも言える。

 

そんな中登場したのは、4マナのカウンターとして相手の攻め手を弾きながら隙なく着地させることの出来るこの蛇だ。皆目の色を変えて、この蛇を使おうとしていたのを覚えている。その最初の完成形が、かの八十岡翔太氏がFinals01で使用した「カウンターモンガー」だ。

 

その後、岡本尋氏の手によって生み出された「狩猟場」も良いデッキだったなぁ。シャシャっと飛び出す蛇のロックは地獄を生み出せた。小室修氏がFinals07で使っていたバントカラーの「ブリンク」でもシューシュー言わせてたもんだ。時代が移り変わっても、良い仕事をしていた素晴らしいカード。現行のモダンでも、シューシューしてくれねぇかなぁ。


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