アトガトグ/Atogatog

タグ:, , , , ,

Card of the Day -今日の1枚- 2015/07/11

アトガトグ/Atogatog

アトガトグ/Atogatog

アトガトグ/Atogatog

今日の1枚のこのカードの購入ページはこちら
 

「カラフル・ウィーク」、そのトリを飾るのがカードも5色、イラストも色彩に満ち溢れたザ・カラフルなこのカード。5色のカードも昔に比べたら増えたものだが、それでも改めてみると異彩を放つ存在である。《アトガトグ》。ご覧の通り、エイトグの王である。《スリヴァーの女王》もそうだが、部族の頂点に君臨するものは自ずと5色のクリーチャーとなるようだ。

 

ただこのカードが出た時、誰もが首をかしげたことだろう。「エイトグの王?」『オデッセイ』まで、5種類のエイトグが5色にそれぞれ登場し、いずれも一定数のファンを獲得。「オーランカー」なるデッキまで登場し活躍したものまでいたりしたが、『テンペスト』以降はぱったりと登場せず。これらは皆共通のクリーチャータイプとカードを食べてサイズを上げる起動型能力、大きな口のカエル頭の爬虫類的外見と共通点は持ってはいたが、カードとしてお互いにシナジーを発揮するものでは全くないため、誰も彼らを部族として意識したことはなかった。

 

 そこにきて『オデッセイ』で友好色2色のマルチエイトグ達を引き連れてこの《アトガトグ》が登場した時の驚きと言ったら...そんなに無かったかな。いずれにせよ、マジックの歴史で唯一のエイトグという部族を参照するカードだ。その能力もサポートなどではなく、ただただエイトグ。エイトグを食べ、そのエイトグのパワー分の修正を受ける。

 

日本語名ではわかりにくいが、英語名《Atogatog》。「エイトグエイトグ」なのだ。というわけで、能力を使うならばエイトグを複数入れて...そしてそのエイトグを育てられるリソースもしっかり用意したデッキ作りが要求される。...まあ、そこについては真剣に語るようなカードではないだろう。愛嬌とネタっぽさを備えた能力、それがこのカードの価値だ。

 

 これで話が終わるのも味気ないので、エイトグファミリーを紹介して行こう。左上、王冠と笏を手にした《アトガトグ》本人。左下《時エイトグ》、色は青で次のターンを食べる。その右隣《エイトグ》初代エイトグ、赤でアーティファクトを食べる。その隣で笑顔のピンクの子が《オーラトグ》、白で主食はエンチャント。その右上でこちらをドヤ顔凝視しているのが《森エイトグ》、その名の通り森を食う緑のエイトグ。

 

さあ残る黒は...うーん......《ネクロエイトグ》に似てる子が、いない...。まあ後ろにいっぱい控えているので、その中にいるか、あるいはもう《アトガトグ》の腹の中に...。《アトガトグ》の左腕の下からこちらに目線を投げかけている子を、個人的には「モグラエイトグ」と呼んでいる。どうでもよすぎる話がこのままわんさか出てきそうなので、そろそろ新作エイトグが見たいな~という話で幕を下ろそう。


Card of the Day 過去のカード一覧(2015.11.19~)