キンズベイルの騎兵/Kinsbaile Cavalier
タグ:Card of the Day, Kinsbaile Cavalier, MTGシングル, キンズベイルの騎兵, モーニングタイド, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2015/08/04
キンズベイルの騎兵/Kinsbaile Cavalier
今週は「ロード・ウィーク2」と題して特定部族を支援するクリーチャーを紹介して行く企画を行っている。"ロード"というのは、かつて存在したクリーチャータイプ。最初期のロード達は、特定の部族を強化するが自身はそのタイプではなくロードというタイプであることで、自分で自分を強化しないように作られていた。まあこれは無理があるということで、ロードのタイプは廃止に。それでも慣れ親しんだプレイヤーが多くいたため、特定部族や色のクリーチャーにサイズアップ修正を施すカードをロードと呼ぶ習慣がある。ここから派生して、+x/+x修正のようなサイズアップでなくても戦闘で有利になる能力を付与するものもロードと呼ぶことがある。今日紹介する《キンズベイルの騎兵》も、味方のサイズを上げるわけではないが、ほぼそれと同等の効果をもたらすため、実質ロードなカードだ。
全ての騎士に二段攻撃を与える。シンプルにして強力な能力を持っている4マナ2/2だ。サイズだけ聞くと物足りないが、自身も騎士であるため打点は4点。そう考えると悪くない。並び立つ騎士が多ければ多いほどこの能力の必殺性は増す。騎士と言えば《白騎士》《銀騎士》のような比較的低コストで優秀なクリーチャーが多いため、デッキを作るのも比較的容易だろう。白単色で必要なコマが全て揃うんじゃないかな。
フレイバーにもある通り、キスキンは両利きがデフォルトらしい。ローウィンに生息する彼らは「思考の糸」というもので繋がり意識を共有している。このカードのように右利きの精神と左利きの精神を併せ持ち、両の手で難なく刃を扱うことが出来るのだろう。彼の場合はキスキン以外にもこの二刀流を共有することが出来る。騎士道精神とは、一種の意識共有なのかもしれない。
余談だが、二段攻撃と聞くと相性が良いトランプルを思い浮かべるのはごく自然なことではないだろうか。そこで、トランプルを持つ騎士がどんな面々か調べてみた。
《猪牙のしもべ》
《Lim-Dul's Paladin》
どんなメンバーやねん!そして唯一の白いトランプル騎士が...
《ムーア人の騎兵》
シブいなぁオイ!