種喰らい/Species Gorger

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Card of the Day -今日の1枚- 2015/09/10

種喰らい/Species Gorger

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 何かが何かを食う。それをまた何かが食う。それが巡り続ける。食物連鎖だ。地球の生命の途方もない歴史で繰り返されてきた不文律。生きている限り食われる可能性があるのだ。僕たち人間も、かつてはそうだった。強大な野生の獣たちと、命を賭けた食う食われるの闘争を...今では文明というもの築き上げ、自然界から離れた空間で暮らしている人類。一見、食物連鎖から脱しているように見えるが...いつ、天敵が現れるのか・生態系のループに引きずり戻されるのか、わかったことじゃない。例えば、こんなクリーチャーが...

 

 《種喰らい》はシミックの生物化学が生み出した、全く新しい生物種の1つである。シミック団の目的は、ラヴニカで失われつつある自然の保護。保護と言っても、ただ匿うだけではない。確保した自然の力を伸ばす、即ち進化を促してやり、ラヴニカの生態系を造り替えることを目的としていた。細胞質という便利アイテムを使えば、生物の進化を操作するなんてちょちょいのちょい。というわけで、《シュラバザメ》《両生鰐》のような、複数の生物種の特徴を併せ持つ歪な進化を遂げた生物を生み出しては、これらを用いて様々な実験を行っている。ちょっと考えればアウトな集団だ。その合成生物シリーズの1つがこの《種喰らい》。それが作られた経緯は、フレイバーテキストから推察できる。

 

 イカバエを作ったぞー→増えすぎた...悪さしとる...→ウナギタカ作ったぞ、イカバエ食わそう→ウナギタカに天敵がいなくてまずいぞ→ハチガニ!作って解決!→強すぎた...どうしたものか...→今度は○○+カエルだ!

 

 こういうことだろう。生態系の頂点に据えるためか、このカエル・ビーストはサイズは6/6。このサイズを5マナで手に入れられるのはさすが緑のギルドといったところだ。それに加えて、デメリットにもメリットにもなるテクニカルな能力を備えているのが実に青らしく。アップキープに自身のクリーチャー1体を手札に戻す。この能力について解説していこう。

 

 緑や青には、時折こういう能力を持ったカードが出て来る。古くは《暴走するヌー》、続いて《暴走する氈鹿》は《花の壁》や《永遠の証人》を使い回してアドバンテージを稼ぎまくった。青の場合は《エスパーゾア》《生きている津波》といったカードがその系譜で、こちらはクリーチャーと比べるとアドバンテージに繋げにくいものだったりするがコストから見て格安の戦力を得られるという点が売りだった。

 

 さて《種喰らい》だが...5マナ6/6は悪くないものの、かといって3マナ4/3飛行や4マナ5/4トランプルに比べると、非力というか...デッキの軸にし辛い、中途半端なサイズなのがマイナス。使うならば構築よりリミテッド、リミテッドで強いかどうかは相棒次第だが...《門を這う蔦》《虚無使い》《オパール湖の門番》《サルーリの門番》色の合うコモンでこの辺りが使い回して嬉しいクリーチャーだ。また《賢者街の住人》《キヅタ小径の住人》らの能力をついでに誘発させられれば楽しさは倍増。ついでに進化持ちがゴリゴリ育てば...うん、やっぱりサイズ小さくて良いからもっと軽いクリーチャーだったらなと思わざるを得ない。


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