「Christine Sprankle モダン」優勝 菊池康平の「白日の下にヴァラクート」

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「Christine Sprankle モダン」優勝 菊池康平の「白日の下にヴァラクート」

text by Seigo Nishikawa



見事に「Christine Sprankle モダン」で優勝を飾った菊池に自身のデッキに関して話を伺ってみた。

土地 25
2《溶鉄の先鋒、ヴァラクート》
4《踏み鳴らされる地》
4《蒸気孔》
2《繁殖池》
4《霧深い雨林》
1《燃えがらの林間地》
1《大草原の川》
3《島》
2《森》
1《山》
1《平地》

呪文 35
4《桜族の長老》
1《瞬唱の魔道士》
1《流刑への道》
3《稲妻》
4《差し戻し》
2《遥か見》
1《イゼットの魔除け》
4《明日への探索》
3《謎めいた命令》
1《入念な研究》
1《未開の狩り》
1《神の怒り》
2《スフィンクスの掲示》
3《風景の変容》
4《白日の下に》


サイドボード 15
2《輪の信奉者》
2《強欲なベイロス》
1《エレンドラ谷の大魔導師》
2《呪文滑り》
2《破壊的な享楽》
2《払拭》
1《気を見た援軍》
1《忍び寄る腐食》
1《塵への帰結》
1《対抗変転》

--優勝おめでとうございます
菊池 ありがとうございます。

--やはり一番目を引くのは《白日の下に》だと思います。これが出てきたときヴァラクートに入るかもしれないと話題にはなりましたが、こうして結果を出されていかがでしょうか。
菊池 非常に強い1枚ですね。単純に《風景の変容》の水増しもそうですが、たとえば親和戦などでは《忍び寄る腐食》が5枚になっているようなものなので。

--決勝戦で最初に《大草原の川》が出てきたときには「ん?」となったのですが、暫くすすむとなるほど、と
菊池 ですよね(笑)。このデッキは基本地形を凄くサーチするので、青白を持ってくるときにタップインしたく無い状況が多いことから、採用しています。持ってくるときは《スフィンクスの啓示》か《白日の下に》を打つときぐらいなので、ギルランよりこっちですね。 --きつい相手というと 菊池 親和やバーンですね。早い相手は厳しいです。今の試合(最終戦のソウルシスターズ)のようなライフゲインも利いてきます。このデッキ、思いのほか山が枚数がそこまで入って無いので、ライフが36を超えると厳しいところがあります。土地は25枚なので......さっきのゲームは引きすぎましたね。

--試合中周りが結構驚いた一枚(《未開の狩り》)がありましたね。
菊池 これは結構強いですね。《森》をもってこれますし、お勧めです。

--今日当たったデッキは?
菊池 1戦目が緑単色のアグロデッキ。2戦目がトリコトラフトですね

--トリコトラフトですと、カウンターもあるしライフの詰めも早いのできつそうな感じですが。
菊池 そうですね。その試合は《スフィンクスの啓示》X=5が通ったのでその差で。その上で《輪の信奉者》が着地して勝ちでした。スペルが30枚あるデッキなので、非常に強力です。
菊池 次が赤緑ヴァラクート、その次が《蔵の開放》、5戦目に親和。最後にソウルシスターズでした。

--親和戦は厳しいという話でしたが
菊池 ぎりぎりでした。たまたま《忍び寄る腐食》を引けたからというのはあります。先手のときは、《白日の下に》が間に合いますが、後手はそうはいかなくて。そのときに直接引けたのは強かったですね。打ったら終わりました。

--このデッキのお勧めポイントを教えてください
菊池 お勧め......ミラーマッチが結構面倒なので使わないで欲しいです(笑)

--《風景の変容》は3枚なんですね
菊池 これ自体はいっぱい引いても強くないので《白日の下に》があるので1枚減らせてます。《白日の下に》は、《神の怒り》だったり、サイドから《エレンドラ谷の大魔導師》だったり、融通が利いて非常によいですね。

--ありがとうございました、改めておめでとうございます。本戦も活躍をお祈りしています
菊池 今日、運を使いすぎましたね