歯とかぎ爪/Tooth and Claw

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Card of the Day -今日の1枚- 2016/04/08

歯とかぎ爪/Tooth and Claw

歯とかぎ爪/Tooth and Claw
歯とかぎ爪/Tooth and Claw
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「マジック:ザ・ギャザリングのカード名に関する問題です、《歯と」ピポンッ!「爪!」...ブッブー「《歯と爪》が有名ですが、ではそれとよく似た名前の『テンペスト』のレアはなんでしょう?という問題でした。正解は《歯とかぎ爪》。緑のロフェロスさんは1回休みとなって、続いては...」というひっかけ問題を出したくなるレベルでよく似たカード名。シングルカードで間違って買ってしまったことがある、という方もいるんじゃないだろうか?「特殊トークン・ウィーク」ではこのカードは外せない、《歯とかぎ爪》!間違えちゃだめやぞ、《歯と爪》ではない!

赤の4マナのエンチャント、と聞いた時点で、まあまあパンチ効いてる存在だということは薄々感づいた方もいらっしゃるかと思う。このカードの面構え、まごうことなきパンチの効き方。まるで「アフターマン」に出てくる未来の動物かのような、異質だが凶暴性は伝わるルックスの獣が、ウサギなんかの小動物を喰らっている。この獣の名は《肉食動物》。いや、それは見たらわかるね。このカードは、かつて《肉食動物》という名前で...タイプもそのまま肉食動物なトークンを生成していた。今では、クリーチャータイプの意味のない乱立を防ぐために、この肉食動物はトークンの名前に留められ、タイプはビーストへと変更になった。

さて、この極めて稀なトークンを生み出す方法は...クリーチャーを2体生け贄に捧げるという、ちょいと重めのコストを支払うというもの。得られるのは3/1とパワー偏重型の《肉食動物》。クリーチャーを2体生け贄にして得るものとしては少々パンチに欠けるが...このカードの全盛期は、もっと使い道の広いカードだった。ダメージスタック期には、戦闘で相討ちすることが確定しているクリーチャーを食べることで、相手のクリーチャーを潰しつつこちらには後続を残す、という動きが可能だった。まあそれは出来なくなったが、それでも面展開したクリーチャーに対して《神の怒り》なんかを撃たれても、打点を失わずに済むのは悪くない。

一番テンションが上がるのは、この手のカードではお約束になってしまうが《倍増の季節》がある時。2体が食われ2体が飛び出す、無限エンジンを形成出来る。《鍛冶の神、パーフォロス》などあればそれでゲームに勝利できる。少々扱いづらいとは言え、マナの要らないサクり代というのは魅力的。カードの選択肢が限られる統率者戦で、《死の守り手、セックァー》などのデッキで用いるには良いカードかもしれない。

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