Fowl Play

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Card of the Day -今日の1枚- 2016/06/18

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今週はニワトリに始まりニワトリに終わる。「鳥ウィーク」のラストを飾るのは、ニワトリが主役のセット『アングルード』より《Fowl Play》。Fowlとは聞きなれない単語だが、家禽・即ち家畜として飼育されている鳥類を意味するものだ。肉・卵用のニワトリにアヒル、七面鳥あたりが含まれるか。ニワトリ遊びというとなんだか幼稚な、平和な光景が浮かぶが...カード自体もそんな呪文で、イラストをご覧の通り、クリーチャーをニワトリへと変身させてしまうものだ。

 

3マナのエンチャント・オーラで、これをつけられたクリーチャーは能力をすべて失い、1/1のニワトリとなってしまう。なかなかに強烈だ。《グリセルブランド》なんかに貼りつけてコッコッとしか鳴けないニワトリちゃんにしてしまうと気分がいいだろう。青には《羊術》に《猿術》、《蛇変化》に《蛙変化》等などクリーチャーを別の何かに生まれ変わらせる呪文には秀でている。なんともファンタジー溢れるかわいらしいものではあるが、いずれも除去・コンバットトリックとしては優秀なもの。銀枠で、変身するものはニワトリとなっているが、この《Fowl Play》もそれらに引けを取らない良い除去である。リミテッドなら文句なく使うものではないだろうか。銀枠感をふんだんに盛り込みつつも通常のカードとして運用できそうなカードなので、皆でワイワイと遊ぶパーティーゲームにはこっそり仕込んでおいても良いだろう。僕もワンデッキ・ベルチャーという独自のフォーマットで遊ぶ時はこれと《Old Fogey》は特別にデッキに採用していたりする。盤面の脅威・世界の敵がサクっとニワトリになる様は笑えるからね。

 

フレイバーテキストは訳すると「今夜はニワトリな気分!」これは「今夜は牛のステーキではなく、チキンがいいね」というニュアンスの言い回しだが、カードではまさしく身も心もニワトリに。いや、もしかして心はそのままなのか...?このフレイバーテキストはチキンソースのブランド「Chicken Tonight」のキャッチコピーとのことだ。あぁ、チキンカツなんか食べたくなってきたなぁ...。

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