Browse the Deck Vol.13「Doomsday」
タグ:Browse the Deck!, Doomsday, MTG, くーやん, デッキリスト, デッキ紹介, レガシー, 日下部恭平, 読み物どうもどうも~!
今週も、レガシー環境におけるパンチの効いた面白そうなカードを採用しているデッキを紹介していきたいと思います!
それではStarCityGames.com Classicから拾い読みしていきましょう!
《ライオンの瞳のダイアモンド》や《暗黒の儀式》のようなマナ加速、定番のドロー操作、ハンデス...「ANT」か!と思うやん?
よくよく見れば...古くから存在する「Doomsday」というデッキなんですよ、これ。
デッキ名の通り《最後の審判》というカードをキーカードにしていて、基本はハンデスなどで安全確認した状態でこれを唱えます。あとはその時点で自分の手札にある物によって、《最後の審判》でライブラリーに積むカードが変化し、フィニッシュに持っていく方法が変わるという非常にテクニカルなデッキになっています。
デッキの強さの割にとにかく、とにかく難易度の高いデッキなので、使用者が少ないとも言われていますね。
決め方が何通りもあるので、とにかく一人回しで色々なルートを研究する必要がありますね!
土地セット《暗黒の儀式》から《最後の審判》(5枚は上から順に《留まらぬ発想》、《ライオンの瞳のダイアモンド》、《ライオンの瞳のダイアモンド》、《ギタクシア派の調査》、《燃え立つ願い》)
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手札の《ライオンの瞳のダイアモンド》(以下LED)をセットして、《ギタクシア派の調査》(以下ギタ調)を唱えてスタックでLEDを起動します(青マナ×3を出す)
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ドローした《留まらぬ発想》をプレイして3枚引きます(LED、LED、ギタ調)
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LEDを2枚セットしてギタ調スタックで2枚とも起動(黒マナ×3、赤マナ×3)
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ドローした《燃え立つ願い》でサイドボードから《苦悶の触手》をプレイ。ストーム9で20点ドレイン、これで勝ちです。
レガシーで有名な一般的なストームデッキと比べると、《神聖の力線》や《ガドック・ティーグ》などを出されても《研究室の偏執狂》で勝ちにいくプランがあるので、従来のストームデッキよりもその辺が効きにくいというのもいいですね。
《研究室の偏執狂》プランの例
土地セット《暗黒の儀式》から《最後の審判》(5枚は上から順に《留まらぬ発想》、LED、ギタ調査、《師範の占い独楽》、《研究室の偏執狂》)
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手札のLEDをセットしてギタ調スタックでLEDを起動します(青マナ×3を出す)
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引いた《留まらぬ発想》をプレイして3枚引きます(LED、ギタ調、占い独楽)
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浮いている1マナで独楽プレイ、LEDプレイ、ギタ調プレイスタックでLED起動(青マナ×3)
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引いた《研究室の偏執狂》をプレイして独楽のドローする能力を起動、カードが引けないという条件を満たして勝ちです。
相手によってフィニッシュ手段も変更出来るのはコンボデッキの強みですね!
メインから《突然の衰微》も採用されているので「奇跡コントロール」のようなデッキ相手にも「ANT」よりは戦いやすいかもしれませんね。
サイドボードも《燃え立つ願い》から持ってくるために《虚空の罠》といった珍しいカードが採用されています。
あと《最後の審判》で選ぶ5枚は墓地から選ぶことが出来るのも結構重要だったりします。ハンデスされても終わりじゃないのはありがたいですね。
パズルのようなこのデッキ!一人回しが捗るので、ぜひ実際に組んでみて一度回してみて下さい!
最後に、今回はカード個別解説ではなく問題だけ載せておきます!
相手の妨害は何もないものとして考えてください。
また答えは一つではありません。
第1問
相手のライフ20
手札
《暗黒の儀式》《最後の審判》《ギタクシア派の調査》
戦場
《師範の占い独楽》《Underground Sea》
《Underground Sea》から《暗黒の儀式》→《最後の審判》(ここまでは基本的にすべて一緒です、ここからどう勝つのか考えてください)
第2問
相手のライフ33
手札
《暗黒の儀式》《暗黒の儀式》《最後の審判》《最後の審判》《水蓮の花びら》《水蓮の花びら》
戦場
《Undergorund Sea》《Undergorund Sea》《Volcanic Island》《師範の占い独楽》
とこんな感じで、昔どこかで読んだ記事の記憶を元になんとか問題を作ってみましたが...勝ち方が本当に複雑ですね(笑)
しかもルートが《苦悶の触手》1本では無いので、研究のし甲斐がありますね...
複雑なルートがたくさんあって、プレイしていて本当に楽しいデッキです!
ひとつのデッキを極めたい・一人回しが好きなプレイヤー、あとパズルゲーム大好き勢(笑)の方には是非ともオススメのデッキになっています!
ぜひあなたも「Doomsday」をプレイしてみて下さい!
最後にオマケとして、他に2つ気になる構成のデッキがあったので紹介しておきましょう!
以前も紹介したエルドラージデッキです。一時期の隆盛に比べるとちょっと勢いは落ちましたが、それでも根強い人気でSCGClassicでも2位に入賞していますね。。
こちらのリストは最近流行りつつある《ファイレクシアの変形者》を採用しています。
追加の《アメジストのとげ》になってもよし、《現実を砕くもの》になってもよし、相手の装備品や《真の名の宿敵》になってもよしとかなり使い勝手が良さそうです。
また《灰からの再興》や《血染めの月》など特殊地形対策が当たり前になってきたので、心もとないですが一枚だけ《荒地》も採用されていますね。
そしてサイドボードには激シブカードの《鉄びし》が採用されています!
攻撃しているクリーチャーに1点与えるということで《若き紅蓮術士》を採用しているデッキやタフネス1の多い「Death&Tax」にはけっこう効きそうですね。
なんでこのカード、飛行生物にも当たるんだろう?(笑)
サイドボードに5枚目の《終末を招くもの》がいるのは掲載されていたリストをそのままコピーしてきているだけなので、おそらくは何か別のカードなんだと思います(笑)
「Lands」と「ジャンド」を足して2で割ったようなデッキですね。
序盤は《闇の腹心》や《虚空の杯》でプレッシャーをかけ、《突然の衰微》や《罰する火》で相手の生物を除去することによってゲームをスローダウンさせ、《聖遺の騎士》で殴り勝つデッキになっていますね。
《聖遺の騎士》は《不毛の大地》を連打したり相手が隙を見せれば《暗黒の深部》+《演劇の舞台》のコンボを持ってくることも出来るようになっています。
またメインから「ANT」のようなデッキに勝つために《緑の太陽の頂点》からサーチしてくるように《ガドック・ティーグ》も入っていますね。
「奇跡コントロール」にも非常~っに効くので、これは良い試みだと思います。
「ジャンド」に飽きた「Lands」に飽きた!みたいな人は一度使ってみるといいかも知れませんよ!
これでは今週はここまで!
また次回!