Camel
タグ：Camel, Card of the Day, MTGシングル, アラビアンナイト, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2016/07/21
Camel
熱気ムンムンの場所といえば？砂漠！ピンポンピンポン！ドキュメンタリーなどで目にする砂漠の映像ってのは良いもんだ。空から砂漠一面をズアーッと撮った映像なんかは、空の色も相まってむしろ涼しげに見えたりもする...からの、地上に降り立ったカメラが映す映像のムワァァァァっとした映像。あれがね～たまらんのですよ。砂漠は湿度がないから暑くてもカラッとしてるとか言うが、あんな湯気みたいに陽炎ワンワンしてるとこにいたら死ぬぞ感、良いよね。あんなところに定住したくはないが、1時間ばかし散策とかならしてみたい。あと、夜の砂漠もいいね。熱気から一転、突き刺さるように寒い夜。サハラ砂漠に住まうベルベルなどの人達には敬意を抱かざるを得ない。で、砂漠の民といえばやはりラクダ。今日はそんなラクダカードについて紹介しよう。その名も《Camel》。
《Camel》は『アラビアンナイト』にて登場した白のコモンクリーチャー。ちなみに正式なレアリティはコモン5。同じ白のコモンでも、コモン1である《ムーア人の騎兵》の5倍出現するというものだ。出まくりやん！まあ、これも仕方のないことではある。このカードは砂漠を渡ることにかけてはスペシャリストであるラクダをカード化したものであり、彼が対策するその砂漠＝《砂漠》は、なんとコモン11。これは出過ぎどころじゃない、パックを剥けば大体《砂漠》があると思って良いレベルか。そりゃ対策カードの出現率が上がってしまうのもしょうがないな。
《Camel》は古の能力"バンド"持ちだ。この能力、説明するとそれだけで一本の記事になってしまうのでかなりはしょるが、ここでは「一緒にアタック」ということにしておく。このラクダ自体はパワーも0で回避能力も持たないが、これが付き添うことでクリーチャーは《砂漠》の能力によるダメージを受けずに済む。《砂漠》は戦闘終了時に1点のダメージを与えてくる地味に嫌な能力持ちだが、これを無視することが出来るのはなかなか。『アラビアンナイト』限定構築なんかを遊ぶ時には、君のタフネス1のクリーチャーをサポートしてくれることだろう。ちなみに勿論だが、《Camel》自身も《砂漠》のダメージは受け付けない。パワーを上げることが出来れば、《砂漠》による防御網を設置する相手にガシガシ殴っていく...なんてことも出来るかもしれない。
なんとも味わい深いイラストがたまらない1枚である。夕暮れ時の砂漠、設置されたテントと松明をバックに、穏やかな表情で佇んでいるラクダ。二頭とも、コブに毛布をかけられているのがなんとも言えないかわいさ。僕のアメリカ人の友達はこれを大量に集めて、かのJon Finkelなどマジック界の有名人にサインを貰ってコレクションしているらしい。そういう趣味、良いよね！