戦いの熱気/Heat of Battle

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Card of the Day -今日の1枚- 2016/07/22

戦いの熱気/Heat of Battle

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戦いの熱気/Heat of Battle

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スタークはラース出身の人間だ。ラースはファイレクシアと繋がりのある支配者・エヴィンカーによって統治されている。このエヴィンカーであるヴォルラスの支配的統治から逃れようとしたスタークだが、娘のタカラを人質にとられてしまう。彼は娘の解放を条件に、ウェザーライトの艦長であるシッセイを誘拐する...も、ヴォルラスは約束を守らずにむしろスタークを殺害しようとする。スタークは生き延びようと必死に足掻き、ジェラードやクロウヴァクスと出遭って難を逃れ、娘の解放のために再度ラースへと次元を渡り...というところで一旦止めておこう。

 

スタークは自分のために人を裏切り続けた、卑劣で...悲しい男である。そんな彼の人生でも、最も劇的なシーンをカード化したものがこの《戦いの熱気》だ。『ストロングホールド』の赤のエンチャントで、まあなんというか赤っぽいエンチャントだ。クリーチャーがブロックに参加した場合、そのコントローラーに1点のダメージを与える。ブロックされてもノーダメージでは終わらせないという執念のエンチャント。パワー1のクリーチャーで攻撃した場合、ブロックされても与えるダメージの結果は変わらない。大量にトークンを展開するデッキなんかだと、これを貼ることでどう足掻いても詰み、な場面を作ることも出来るだろう。自身のクリーチャーがブロックに参加しても能力が誘発してしまいダメージを受けるが、そもそもこの時代の赤のクリーチャーなんて皆ブロックする気なんて皆無な連中ばっかりだからね。当時10円だかで売られていて、他のテンペストブロックのカードと一緒にまとめて買ったのを覚えている。ブースターパックを買うと500円(当時)でカードが15枚手に入るが、シングルなら100円で10枚も手に入るやん!ということで強い弱いとかまったく気にせずに適当にカードを買っていた中学生の頃。ちなみにこのエンチャントは、まったく仕事しないことがほとんどで、ファイルの肥やしとなったのでした。

 

スタークが何者かに襲われているシーンをカード化したものだが、この女性こそが彼の娘のタカラだ。...なんだけども、実はその正体は多相の戦士であるヴォルラスが変身したもの。正体を見破られないように、ヴォルラスはスタークの目を切り裂いてしまうのであった。なんかもう、色々哀れだなぁ...そんな彼の最後を描いたカードもあるので、いつかそのことについても紹介する機会を作らせてもらおう。

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