ヴィーアシーノの砂漠の斥候/Viashino Sandscout
タグ：Card of the Day, MTGシングル, Viashino Sandscout, ウルザズ・レガシー, ヴィーアシーノの砂漠の斥候, 岩SHOW, 第10版Card of the Day -今日の1枚- 2016/07/19
ヴィーアシーノの砂漠の斥候/Viashino Sandscout
ヴィーアシーノの砂漠の斥候/Viashino Sandscout
夏でんなぁ。僕は冷房が非常に苦手なので、通勤電車から降りた後や退勤時の外気の生温さが心地よく感じられるが、野外でお仕事される方々にとっては地獄の灼熱なのだろう。今日はそんな、ムワ～っとくるような熱気が感じられボヤ～っと陽炎が見えてくるようなホットなカードや、そんなシチュエーションにピッタリな...あるいは単にカード名がそれっぽいカードを紹介していこう。「熱気ウィーク」のはじまりはじまり～ッ。
まずはヴィーアシーノについて。ドミナリアを中心に、ラヴニカやアラーラに生息している爬虫類である。いずれも個体差はあれど恐竜・トカゲ的な特徴を持ったヒューマノイドであり、人間と同等の知性を持っている。装飾品で身を固め道具を使いこなし、それぞれの地域で独自のコミュニティを築いている。特にシヴに生息する個体群は高い知性と様々な技術を持っており、煮えたぎる海を航海する方法やパワーストーンの錬成を行えるなど、彼らにしか行えない特殊技能を誇っているようだ。
そんなシヴの砂漠地帯をうろつく際にはご用心。過酷な自然環境は勿論のこと、悪意を持って向かってくる存在にも気をつけねばならないのだ。《ヴィーアシーノの砂漠の斥候》のようなヤツに命を狙われるかもしれない。このヴィーアシーノは、2マナでパワー2と当時の赤のクリーチャー事情を考えるならばこれだけで優秀。しかも、速攻まで持っているのだ。おいおい、至れり尽くせりかぁ？と思ってしまうがこれだけのものを提供されるのにはもちろん条件がついてくる。ターンエンドに手札に戻るね～と帰っていってしまう。つまり、これで攻撃しようと思ったら毎ターン2マナ払って出し直し続けなければならない。こうなるとちょっと評価は落ちてしまうのもやむを得ない。ただ、クリーチャーと考えればやや物足りないが、本体火力と割り切ればどうか。2マナ2点ダメージで毎ターン撃てる火力と考えれば、不思議と悪くない。というわけで、これも一種の歩く火力だ。バーン系のデッキで2ターン目に走らせて相手の様子を見るのはまさしく斥候という仕事で素晴らしい。それ以降、相手の戦場が隙だらけな瞬間にスタッと走らせる、小回りの利く悪くないカードだ。大事なポイントは良いカードとも言っていないところ。あくまで、悪くない。クリーチャーのくせにどう頑張ってもブロックに参加できない点なんかは諦めよう。
1マナ増やすとこれのパワーが2上昇した《ヴィーアシーノの砂漠の狩人》となる。まあ、絶対こっち使うよねという話だが、これらと《ヴィーアシーノの殺し屋》、オマケに《閃き牙》をマナカーブ順に展開するデッキを作ってみるのもなんとも面白そうだ。