破壊的な享楽/Destructive Revelry

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Card of the Day -今日の1枚- 2016/08/25

破壊的な享楽/Destructive Revelry

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何かをぶっ壊すってのは楽しいものだ。「これ捨てるから壊していいよ」と不要な家具なんかを提示されると、テンション急上昇するのは僕だけではないはずだ。我々文明人、普段の生活ではそういった破壊衝動は抑えて生きてますから...。ストレス発散には、やはり破壊だ。フルスイングで叩き付けられた何かが形を失う...スッとするものだ。今日はそんな、なかなか実行する機会のない願望を満たしてくれる1枚について。

 

マジックで破壊されるものと言えばパーマネント(手札破壊やライブラリー破壊という言葉もあるが、ルールテキストに破壊と書かれているわけではない)。最も破壊されることの多いパーマネントはクリーチャーであるとして、次点は?アーティファクトとエンチャントはいい勝負だ。なぜなら、両者に対処できるカードが多数存在するからだ。古くは《解呪》がそうで、アーティファクトとエンチャントはこれの系譜に仲良くパキパキと割られてきたのだ。アーティファクトの方が赤いカードに割られることが多いので、破壊してくるカードはちょっと多いとは思うが...ここではその両方に触れるカードの話をしよう。そういった両方に触れるカードの亜種たちを多くのプレイヤーは「○○ディッチャ」「ディッチャ系」と呼ぶ。《解呪》の英名《Disenchant》の略語だ。

 

最近活躍しているこのディッチャ系の呪文と言えば、「赤緑ディッチャ」こと《破壊的な享楽》だ。2マナでエンチャントかアーティファクト1つを対象とし、それは破壊・それのコントローラーに2点のダメージを与えるという、火力要素がオマケでついてきている。《帰化》の不特定マナの部分が赤に変わるだけでダメージが入るのだから、こりゃ強いよなと。スタンダード現役時代も活躍し、現在もモダンの赤と緑を含んだアグロなデッキでは使われ続けている。「バーン」が出されると厳しい《神聖の力線》を2マナでサクッと処理しつつ、入れ替わりで火力を抜いてもダメージ源の枚数は減らさないという仕組みは同デッキにとってありがたい限りだ。

 

イラストではサテュロス達が文明的なアイテムを炎に投げ入れているワンシーン。次元を問わず、お祭り騒ぎには火がつきものということか。久しぶりにキャンプファイアーを囲む、なんてことをやってみたいなと思った2016年夏。

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