つきまとう寒け/Chill Haunting
タグ:Card of the Day, Chill Haunting, MTGシングル, つきまとう寒け, スカージCard of the Day -今日の1枚- 2016/11/11
つきまとう寒け/Chill Haunting
インフルエンザの予防接種を受けた。注射は苦手だ。痛みというよりも、体内に何かが注入されることがイヤなんよね...昨年も同様に受けた予防接種で、精神的なものもあるとは思うが体調が悪くなったものである。寒気がね...今年は今のところまだそんな症状はないのでホッとしている。寒気ってのは嫌なもんで...どんなに厚着しても風呂に入っても、体の芯が寒いってのは辛い。皆も風邪などひかぬようにね。今日はひんやりどころかゾクゾクきそうな《つきまとう寒け》について書こう。
地球の人類も寒気に襲われ続けると死ぬことがあるが、それはマジックの世界の各種クリーチャーでも変わらないようだ。寒気、とは言っても体調不良からくるそれじゃないことも多々あるようだが...たとえば、霊的なものだったり。《つきまとう寒け》は文字通り、亡霊に憑きまとわれることで、その肉体が衰弱し死に至る、呪いのような呪文である。墓地のクリーチャーカードを取り除いた分-1/-1修正を与えるインスタントだ。...ということは、クリーチャーがある程度入っているデッキでないと機能しない除去であり、この時点でコントロール向けのカードではなくなる。また、普通に黒いビートダウンに入れても、効果的に使うにはある程度こちらのクリーチャーが死亡しているというのが前提条件となる。そんな後ろ向きなカードをわざわざ入れるのであれば、追加のクリーチャーでも入れた方がマシである。なので、このカードはクリーチャーを多数採用しつつ、それらをライブラリーや手札から墓地に直接落とすギミックを搭載したデッキでこそ使用に値するものとなる。
ただ、その条件に該当するデッキも「ドレッジ」とかそういうもので...って、その手のデッキにはわざわざ除去要らんよね!という話。トホホ。ただフレイバー自体は素晴らしい。死者の怨恨がクリーチャーを呪い殺すというのをカードで再現したナイスデザインだ。ただ、レアリティはコモンでも良かったかなぁ。黒の除去ってのは、コモンの方が強くてアンコモンは弱いというのが在りし日のお約束ではあった。そう考えると今は、レアリティ相応の強さが与えられているんやなぁと。