二つ反射のリクー/Riku of two Reflection
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Riku of two Reflection, 二つ反射のリクー, 統率者Card of the Day -今日の1枚- 2016/11/1
二つ反射のリクー/Riku of two Reflection
二つ反射のリクー/Riku of two Reflection
一度に2つ以上のことを行える人はすごいなと思う。ここで言う行えるとは、両方ともにある程度のレベルまで達しているということ。理系文系両方出来る、ゴリゴリの受験生とか尊敬している。複数の競技・ゲームで天下を取る人とかね。何か1つを極めることだけでも相当に大変なのに...天は二物を与えずなんてのは嘘。いや、与えないだけで取りに行くやつは結構いるものである。
リクーには2つの興味の対象があった。魔法と生命。その両方に関して情熱を抱き、これらを研究して極めたいと思った。だが、それには時間が足りない。そんなリクーはある日、古代の幻影の秘術に触れ、そしてこの願望を叶える術を手に入れた。その身体を2つの映し身に分けて、それぞれが魔法と生命の道を極めることとしたのだ。それからどれほどの時が経ったのか定かではないが、リクーはその両方を極めたと実感し、二人一組で行動しているとのこと。なんとも羨ましい。皆が思い描いた「自分が2人いたら」を実行したのだから...まあ、楽する方向じゃなくどっちも研究に打ち込んだってのがリクーという人物の精神性を物語っているようだ。真面目なヤツは成功するってことやね。
《2つ反射のリクー》は魔法と生命、その両方に対して自身と同じように「反射」を作り出すことが可能だ。インスタントかソーサリーを唱えたら青赤を、クリーチャーを戦場に出したら青緑を支払って、それらのコピーを作り出すことが出来る。呪文のコピーは、コピーを作ってから唱えるわけではない。なので、《相殺》のような呪文を唱えた時に誘発する能力を誘発させないという点には注意してほしい。呪文そのものは打ち消されてもコピー自体は残るので、例えば《虚空の杯》X=2に対して《粉々》を唱えてリクーでコピーして割る、みたいなことが可能だ。
クリーチャーをコピーする能力は、トークンでは誘発しないので注意。トークンを生み出すソーサリーなどはコピーできるのでそれで我慢だ。リクーがいる時に《自然の秩序》を唱えた場合、まずこの秩序をコピーするかと聞かれ、勿論イエスと青赤マナを支払う。コピーがスタックに乗り、解決してクリーチャーが1体戦場に。クリーチャーが出たことでさらに能力が誘発。青緑マナ支払ってそれのコピートークンが生成される。その後本家秩序が解決されてクリーチャーが戦場に出て、そしてここでも青緑でコピー。呪文1つから4体のクリーチャーを展開することが出来る。マナがかかりすぎていて現実的には見えないかもしれないが、ここまでやれることが大事。3体出すとかなら10マナと出来そうではあるしね。リクーを統率者にする際には、そういった大量のマナからの大技を狙えるようにしたいところだ。幸い、緑が含まれているのでマナクリーチャーにランパン系の呪文にと、マナには困らないデッキが組める。《大渦の放浪者》がこのカラーでは定番だが、たまには違う構成で遊んでみるのも良いんじゃないかな。