【MTG】BIGs 藤本岳大 はまち式カードレビュー・盟友はやしと語る『霊気紛争』
タグ:BIGs, Hayashi Shoya, MTGシングル, TOP3, プレビュー, 藤本岳大, 読み物, 霊気紛争あけましておめでとうございます。
はまちです。前回のレビューから何をしていたかと言うと、記事を書いては没にされ(編:あれは無理やわ)、
はまち福袋で記事を書き下ろして販売する案も却下され(編:初耳)、
オリ〇販売みたいに勝手に記事を販売しようかというところで、この記事の依頼をいただきました。
今回も相棒の林さんに来ていただいております。
林「あけおめです。いやーしかし朝一(執筆時1月10日)からビッグニュースが飛び込んできましたね。」
はまち「ねー。芸能界引退。僕はエガちゃんよりもエスパーの方が好きだったなぁ。」
林「なんの話してるんですか?ちなみにマニー・ラミレスの高知入りの話でもないですからね!」
はまち「あー三嶋でも野村でもなく杉浦?ってなったよね。」
林「遺紺試合の話なんかここでするわけないでしょ!禁止カードですよ!」
はまち「うーんコプター(《密輸人の回転翼機》)の禁止はなんとなく予想できてたらから、GPクアラルンプールから帰ってきたら余ってたのすぐ売ったけど。こんな早いとは思わなかったけどね。」
林「《約束された終末、エムラクール》も禁止ですもんね。4ターン目に出てきたら本当に面白くないカードでした。」
はまち「《反射魔導士》もなんで今更やねんって感じ。出た当時から騒がれてたのに。」
林「え、反射禁止なんですか?」
はまち「情弱...いや、むしろこれだけ話題なのに2枚だけ禁止っていう情報拾ってくる方が難しくない?」
林「うふふ。」
それではまずは『カラデシュ』の気になるカードランキングを振り返るところから開始ィィィ。
はまち「《密輸人の回転翼機》とかあげようとしたら、予約価格1200円になってて選考対象外になってたことがいい思い出だね」
第4位
はまち・林:《ボーマットの急使》
はまち「これ使われてるよね。」
林「そうですね。《怒り狂うゴブリン》も出世したものです」
第3位
はまち:《ラスヌ―のヘリオン》
林:《慮外な押収》
はまち「俺『カラデシュ』発売してすぐのPPTQで早速ラスヌー使ったよ。あんまり強くなかったけど(笑)」
林「今でもたまーにサイドで見ますね。たまーに。《慮外な押収》はPTで八十岡さんが使ってましたね。」
はまち「それから見たことないけど、PT王者の話をされると文句言えんなぁ。」
第2位
はまち:《パンハモニコン》
林:《電招の塔》
はまち「お、これいいセンスちゃう?順調に値上がりしてる。海外では5ドルくらいするらしいし」
林「《電招の塔》も使われましたね。僕が思った形とはちょっと違いましたけど...」
第1位
はまち:《焼却の機械巨人》
(本人は原稿に「すみれ」とだけ書いていた)
林:《機械医学的召喚》
はまち「やっちゃったね(苦笑)。いやリミテッドで出したらだいたい投了されたから、感覚は間違ってないはず...」
林「結局《機械医学的召喚》が一瞬値段があがったの何だったんですかね?わからずじまい」
はまち「終わり良ければ総て良しとはいかなかったね。まぁ《反逆の先導者、チャンドラ》についてぐだぐだ言ってたくだりはすべて忘れましょう。掘り起こしてもろくなことないよ!」
林「言いながら掘り起こしてるんですがそれは...」
では、満を持して新セット『霊気紛争』レビューに突入。まずは...
白編
はまち「何もないですけど。どうです?」
林「あまりない...」
はまち「パスしよっか」
林「パス!?せめて《守護フェリダー》には触れましょうよ。」
はまち「《サヒーリ・ライ》がいると無限になります。以上。」
林「《霊気晶の鉱夫》が"紛争"と噛み合ってるからなんか面白いことできないかなぁ。」
はまち「プロテクション失った《ミラディンの十字軍》みたいなのおるけど...そろそろ一押し決まった?」
林「うーん、《守護フェリダー》? 無限もありますけどそもそも効果自体も弱くないし、紛争持ちのパーマネントとも噛んでいます。」
はまち「レアじゃないのか。俺は《銛撃ちの名手》かな」
林「それもアンコやん!」
はまち「いや、落ち着いて考えてよ。タフ2やから《護衛募集員》で探せるし、紛争っていう能力自体が《ちらつき鬼火》と噛み合ってるじゃん。《異端聖戦士、サリア》いたらもぐらたたきできるで」
林「確かに? やるやん。」
はまち「あざす。」
青編
はまち「このセット、今のところまじで筆がすすまないんやが...」
林「文句ばっかり言ってても仕方ないでしょう。ほら《不許可》とか《金属の叱責》とか。」
はまち「《虚空粘》の上位互換やん。カウンター時代来る?」
林「来ない。《金属の叱責》は強いですかね?即席次第なのかな? また手がかり出すおばちゃんが強くなるのか...」
はまち「来ないのかよ。《バラルの巧技》とか書いてあることすごくない?リミテッドならキレるレベル」
林「この"続唱で失敗したからちょっと弱くしました"シリーズ全部が結構強そうですよね。あと、《幻術師の謀》とか強そうじゃないですか?《奔流の機械巨人》に打てばもうウハウハ」
はまち「それは青機械巨人が強いだけでは...今のところ一押しカードは《不許可》かなぁ。結局のところただの《取り消し》やからコメントに困るけど。」
林「チョイスが普通(笑)。《機械化製法》とか面白そうですけどね。手がかりコピーで勝ちを狙ったり、《ノーンの別館》や《罠の橋》などの妨害系を増やしながら勝ちに行けるのは楽しそう。」
はまち「罠橋並べだしたら対戦相手無茶苦茶不快になるやろうね(笑)ぜひ黒田さん相手にやりたい。」
黒編
はまち「お、青白に比べてちょっとはましなカードパワーになってきたじゃねぇか。《致命的な一押し》なんか完全に《見栄え損ない》泣いてまうやつ。」
林「強すぎぃ。すごいですよねこの除去。」
はまち「なんで《橋上の戦い》はレアなんやろうね。ソーサリ―やし3マナでうっても-2/-2しかしないしなんやねん感。リミテッドでも強過ぎないし、アンコでよかったやろ」
林「《才気ある霊基体》も《吸血鬼の夜鷲》っぽくていい感じ。僕の好きな吸血鬼ですし」
はまち「《艱苦の伝令》も調査いっぱい並べてポンやね。早いターンに出たらすごそう。しかも捨てるの終了ステップやから渋い。-修正与える能力はスタンやとおまけ程度やと思うけど、リミテッドならもうあれよ。」
林「そらそうよ。《ヤヘンニの巧技》もいいですね。神話レア除いたらさすがにトップレアって感じですね。《最後の望み、リリアナ》いればタフネス4のやつも殺せますし」
はまち「マイナスで場を一掃してから能力で《死せる生》唱えて全部帰ってくるって必殺技どう?」
林「(微笑)。はまちさん一押しどれです?」
はまち「うーん、やっぱり《致命的な一押し》かな?さすがに能力がぶっとんでる気がする」
林「僕は《不死の援護者、ヤヘンニ》ですかね。紛争を誘発できるサクリ台として優秀。そして...」
はまち「どうせ君の好きな吸血鬼です、とか言うんでしょ。」
林「(ガッツリ無視しながら)吸血鬼なのもポイント。」
赤編
はまち「わーい赤だ赤だ。(公式ギャラリーを見ながら)1マナ1/2速攻果敢とかないかなー?」
林「今回結構赤のスペル豊作ですよね。さっそくほら、《飲み込む炎》とかいいんじゃないですか?」
はまち「こういう系昔は2マナだったなと振り返ると、やりきれない思いがあるよね。
まぁでもスペル自体は強いから、大事にしたい。あと《暴力の激励》強くない?ジャイグロ(《巨大化》系呪文)にトランプル安易につけるのって危険やと思うよ」
リュウジ「これ強そうですよね。僕も思いました。」
林「《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》とかどうです?」
はまち「これいいね。「伝説の猿」とか「ドラゴンの笑み号」とか気になるフレーズいっぱいあるな(笑)。《アタルカの命令》とも噛んでるし。"威迫"って結構馬鹿にできない能力だよね。」
林「神話レアは《稲妻駆け》ですよね。これは...う~ん。」
はまち「飛行、速攻、二段攻撃ならよかったのに...さすがに地上じゃこのスペックは殴れないでしょ...」
林「皮肉にも《ショック》で死ぬのもやばそう。能力は強そうなんですけどねぇ。」
はまち「一押しは?」
林「《カーリ・ゼヴの巧技》ですね。アクト(《反逆の行動》系呪文)しつつ小さい除去や次ターンのクロックを用意できるのは偉い。今回の《世話》とあわせてワンショットも狙えます。」
はまち「たしかに強そうだよね。俺はそうだな~、《暴力の激励》かな。《破壊的細工》も渋いから好き。レアは《グレムリン解放》かな。最強のウータン。まぁコプター撃墜!ってすることはなくなったけど強い機体いっぱいいるし」
緑編
はまち「地味に強いカード多いね、緑は。」
林「強いカードというか、弱くないカードですね。いざ触ってみると強い!...ってことはなさそう(笑)」
はまち「いやいや《緑地帯の暴れ者》見てよ。最初見た時《はぐれ象》かと思ってエネルギーなかったら生け贄やと思ったし、そもそもコモンやと思ってた。《鎌虎》もびっくり。」
林「一応初手にあれば、計3回唱えて、2ターン目に出せますね。」
はまち「1マナにつき1エネルギー貯め続けることができるのかと思ったけど、エネルギーが2個あるとそこで強制的に支払われてハンドに戻ってこないらしい。そこが、惜しい。」
林「《英雄的介入》もナイスサイドボードって感じですね。最初見た時ターゲットかと思って弱いなぁってなったけど、そんなことなかった」
はまち「《隠れた薬草医》もいいねぇ。《炎樹族の使者》とあわせたらだいぶおめでたい。」
林「《ナーナムの改革派》も、もう何枚目かわからない《チフス鼠》の上位互換ですね。」
はまち「一押しはどんな感じ?」
林「《ピーマの改革派、リシュカー》ですね。」
はまち「リシュカーりしゅかー?」
林「は?」
はまち「え?」
林「自分にもカウンター置けるのいいですよね。《イラクサの歩哨》におけば1マナのエルフ唱え放題!」
はまち「俺も同じカードやな。自分におけるし、《イラクサの歩哨》に置いたら1マナのエルフいっぱい唱えれるよな!」
林「どこかで見たことのあるオウム返し...」
多色編
はまち「マルチのカードってカードパワー高いはずやのに、今回はなんか地味じゃない?アジャニには失望した」
林「《改革派の結集者》とか何かできないですかね?墓地に《幻影の像》あればいっぱい出てきますね。」
はまち「これフェッチきって出したらそのフェッチ場に置けるんやね。合法ダブルセットやん。」
林「スタンダードなら《進化する未開地》とか《発生の器》が噛むんですかね。《発生の器》入っているデッキに白という色が要るのかわかりませんが。」
はまち「(編:残念ながらここでの返答はフルカット)」
林「《速接会の技師》とかも赤黒にしてはスペックいいですよね。これで《キランの真意号》に乗ればいきなり6点。《ボーマットの急使》とかいたらパワー3が2体で殴れてシャレオツ。吸血鬼ではないのがマイナスポイント。」
はまち「俺の今回の一押しは《巻きつき蛇》かな。これ出してリシュカーから《新緑の機械巨人》でggじゃない?」
林「Holly shiiiiit!!!!!!!!!...僕は《策謀家テゼレット》ですね。たぶん下の環境での話になっちゃうんですけど、ちゃんと展開できていれば2ターン連続でマイナス能力使えるのは偉大ですね。スタンダードなら《霊気池の驚異》を使ったデッキに入れるのもありかも。」
アーティファクト・土地編
はまち「さすがアーティファクトセットだけあって、ここは強いの多いよね。『カラデシュ』の時も書いたけど機体の搭乗の値をちゃんと調整できてない気がする。搭乗1はあかんと思うのよね。」
林「《霊気圏の収集艇》といい《キランの真意号》といい、どうせ使いますもんね。ほら、予約段階でも良い値がついてます!」
はまち「《領事府の弩級艦》は?所謂セブン・イレブンやけど。」
林「《攻城化改造》つけたら2パンでおわりますよ。」
はまち「先手4キルやん。《弾圧する構築物》も《さまよう噴気孔》で無限パンプっていうのが話題になったよね。」
林「《歩行バリスタ》もいいですね、《巻きつき蛇》いたらいっぱいカウンター乗りそう。あとは個人的に注目してる、《バリケード破り》どうでしょう。4ターン目に出たらでかっ!てなりません?」
はまち「うーん、親和と違って即席はせっかく展開したアーティファクト寝かさないとだめやからねぇ。微妙じゃないかなぁ。」
林「こいつすぐ人の意見否定しやがる...」
はまち「いや、そんなことない。」
林「ほら!」
はまち「個人的に《暴走急行》とか好きやけどね。ただ4マナって《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》のターンやしちょっと重いんかなぁ。搭乗1やし能力も強いと思うんやけど...」
林「そっちなら3マナ3/5飛行つかいません?」
はまち「そらそやね。土地は今回一種類しかないのか。《産業の塔》は...「親和」で考えたら《真鍮の都》以上《空僻地》未満くらいの強さしかないから微妙かな。何かに使うんかなぁ。」
林「スタンではあまり使わないんじゃないですかね。あ、今回の一押しは《ギラプールの希望》ですね。可愛くてテクい感じが良い。ソーサリーの全体除去されたら嫌なタイミングでうまぶりサクリファイスしたりできますよ。」
はまち「たしかに嫌なタイミングとかあるやろうね。起動するタイミングによってはかなり鬱陶しそう。俺は《次元橋》かな。こういう派手なカード好きよ。昔「ウルザトロン」に1枚だけ《次元の門》さしてたの思い出した(笑)」
林「はまちさんってそんなガリガリやのに意外にふっといカード好きですよね。機体みたいな痩せてるデッキとか1枚だと弱いカードがやっぱり似合いますよ。」
はまち「(絶句)」
終章
さて、今回もカードレビューというか雑談が終わりました。
それでは前回に引き続き、bigwebで予約シングル価格1000円を切っているカードの中から「今後値段が上がりそうなカード」をそれぞれピックアップしてもらいましょう。
第3位 はまち:該当なし 林:《歩行バリスタ》
はまち「今回は無理。どのカードも妥当な金額に見えるし、《カーリ・ゼブの巧技》使うかもしれないけどたとえ使われてもサイドに数枚っぽいこんなカード高くなるわけがない(笑)」
林「《搭載歩行機械》の再来。おいておくだけでサヒーリコンボを止めやすい。自爆からの《改革派の結集者》で回収もできます。」
第2位 はまち:該当なし 林:《ピーマの改革派、リシュカー》
はまち「とりあえずパス!」
林「強い。以上」
第1位 はまち:該当なし 林:《ギラプールの希望》
...はまち?
はまち「今回はマジであかんって!《歩行バリスタ》とリシュカーしかないと思ってたけど、それやと林君と丸被りやから。だからほんまは2位が《歩行バリスタ》で1位《ピーマの改革派、リシュカー》。でも被ったらあかんやん!《高速警備車》の二の舞になってまうやん!だから今回はシングル買いじゃなくて、パック買ってトレジャー狙いつつ揃える作戦が有効。なのでBMでカートン予約しました。これで許してください。」
林「ワンチャン「親和」で使う可能性あります。安かったら買った方がええんとちゃいますかね」
あとがき
はまち「今回は本当に強いカードと弱いカードがはっきりしている。だからみんなが買うシングル、ほとんど同じになるんじゃないかなぁ。」
林「秋本治先生、連載お疲れさまでした。同じ時期に連載できたことを誇りに思います。ゆっくり休んでください。」
(編:今回も自由なはまちでしたが、お蔵入りしてる記事はこれの比じゃないぞ!)