BIGs 藤本岳大 はまち式「友達の作り方」

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 先日、グランプリ・サンアントニオ2017が開催されました。チームモダンというフォーマットで、オーウェン・デューク・ジェンセンが《桃園の誓い》とか言いながら決勝まで駒を進めていたりして話題になりました。気の合う仲間と賞金やプロツアーの権利を勝ち取るというのは、何よりも楽しいことでしょう。

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 マジック友達がいなくて昨年のGP京都に参加できなかった・そしてGP静岡・秋の参加は諦めているみなさーん!!!
こんにちは。いつぞや書いたマナーに関する記事が好評だったので、しばらくはその印税でご飯を食べていこうと思っていたのですが...印税は入ってこないうえ、副業で考えていたマナー講演依頼も全く来ないので、仕方なく再び筆をとることにいたしました。
さて、今回は何を書くのかというと、「友達の作り方」です。
くーやんのツイートから書くことになったという企画ですが

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 実は、しばらく前にこの記事のための原文を書き終わっていました。
しかし「内容が過激すぎる」とのことでしばらく封印されていた、というのが裏話(編:いや~あれはあかんて)
ただ、読みたいという声が多かったため、「じゃあ、民意のせいに出来るし」というわけでこの度晴れて公開と相成りました。

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 ここではMTGをはじめてみたものの、どのように交友関係を広げていいのかわからない、という人のために文章を書いていこうと思います。
ですが、この業界。結局は周りにはいい年してカードゲームやってるオタクしかいないので、パンチの効いたヲタ同士で自然に友達は増えていきます。
最初のうちはあまり心配することはありません。
本当に友達がいないという場合はすでに詰んでいるので、それは僕の手に負えません。こんなん読む前に自らの行動を悔い改めてください。

 

 

① 大会に出る

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 最初のうちはフォーマットさえ守っていれば、どんなデッキでも構いません。
昔はお店でマジックをしていると「フリープレイしませんか?」とよく言われましたけど、最近はどうなんでしょう。そんな文化まだあるんかな。


 正直なところオタクの多くはコミュニケーションに難アリな方が多くいらっしゃるので、いきなり声をかけられても「わ、わ、私ですか?す、す、す、すみません。い、い、今忙しいので...」としか言えないので、いきなり突撃するのはあまりお勧めしません。それどころか裏で「あのアグロコミュ障怖い」と言われかねません。


 ここはまず、大会に出て対戦相手とコミュニケ―ションをとっていく「プランB」に切り替えましょう。
対戦前に「初心者なので、色々あると思いますがよろしくお願いします」と言うか言わないかはあなたの自由ですが、もしあなたが他のカードゲームで大会に出るのに慣れていて、その日使用するデッキもどこかから強いデッキをコピーしている場合は、これは特にいう必要はありません。MTGプレイヤーは実力とプライドがほとんど一致していないので、初心者に負けたと思うとすぐキレだします。しかも、勝った人からフリープレイを誘うのは煽りだという被害妄想まで炸裂しますので...万が一勝った場合は、フリープレイをお願いするのは次のラウンドの人にしましょう。


 アドバイスを貰う場合も、こちらが負けた時が一番良いでしょう。相手は勝利して気持ちよくなっているので、快く相談にのってくれると思います。
相手のタイプを見極めたコミュニケーションを取るようにすると会話が円滑に進む、というのはマジックプレイヤーになじみのメタゲームによく似ていて面白いですね。相手がアグロ寄りなのかコントロール寄りなのか、はたまたソリティア派なのか。タイプによってあなたの話術を使い分け、勝利して行きましょう。
ここまでは実際のゲームでいう先手後手を決めるダイスロールの段階です。大会に出続けて店に馴染んで来たら、次の段階に進んでいきましょう。

 

② 挨拶をする

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 何回か同じ店の大会に出ていると、参加しているメンバーがほとんど一緒だという事に気づいてしまいます。むしろ、そのお店の近くの違うお店に行っても、時間帯や曜日が違うと似たような顔ぶれとよくマッチングする事があります。そういう人たちは人生を捨ててマジックに多大なリソースを費やし、真摯にマジックに取り組んでいる場合が多いので、マジックが上手くなりたい場合はこういった人と仲良くし得です。対戦を重ねたら積極的に挨拶をして、仲良くなっておきましょう。


 また、そういう意識高い系の人たち(いわゆるパリピ)以外でも、一度対戦した人と次の大会で再度当たった時は「この前はどうも^^」みたいな感じで挨拶をしておきましょう。これは損をすることはないはずです。
ここまで来れば、もうその人たちとはお店で会えばフリープレイをする仲になっているか、SNSアカウントを持っていればそこで繋がりが出来ているかもしれません。このような場合があるので、メジャーなSNSのアカウントは一つは持っておいた方が良いでしょう。そこでマジックに関する話題を通して出会った見ず知らずの人と仲良くなっておいて、実際に会い、さらに知り合いが増えるというパターンもあります。


 ここまでの行動をこなせれば、1ゲーム取ったも同然です。それらの「知り合い」をチームメイトとして共に戦うような「友人」に昇華する為には?

 

③ そして伝説へ

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 急にステージがカードショップから飛び出して難しくなったように感じますが、マジック以外にも共通した趣味がある場合はそれを一緒に楽しんでみましょう。何もアウトドア的なものではなくとも、ボードゲームやソーシャルゲームなどでも良いです。


 もしそれが苦も無くできた場合、その人はあなたの大切な友人です。大事にしましょう。出来なかった場合?気の合う人を探して、②を繰り返しましょう。

 

④ 導かれし者たち

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 あなたがこの項目まで読んでいるということは、もうあなたにはたくさんの友達がいますね。

 勇気をもってショップに行くことにより、あなたはたくさんの仲間を手に入れました。

 ひょっとするともうマジックという枠を飛び出してプライベートで食事をする仲にまでなっているかもしれません。

 ・・・ですが、忘れてはいけません。あなたの周りの人間も(編:検閲済み)


(ここに『世にも奇妙な物語』のBGMを挿入)(編:出来るか!)

 

 

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ぽぽぽぽーん。フレンズ言うてる場合ちゃうで。

=完=