岩SHOW マジック:ザ・ギャザリング『灯争大戦』プレビュー《ミジウムの戦車》

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 かつてないほどの規模でプレインズウォーカー達が1つの次元に集合する。マジック史を通しても最大規模の出来事が次期セット『灯争大戦』にて起ころうとしている。セット名からも、プレインズウォーカー達が戦争と呼べる規模の衝突をすることは予想できる。あのカーンは、なんでもダク・フェイデンとオブ・ニクシリスと共闘するシーンがあるとか?

一体誰が誰と手を取り、何のために誰と戦うのか...ストーリーと共に明かされていくというプレビューが楽しみでしょうがない。と、プレインズウォーカー達に注目が集まるのは当然だが、このセットに収録されるのは彼ら彼女らのみではない。その舞台となるラヴニカの住人達、これらも一体どのような変化を強いられるのか?そこにも注目していきたいところ。

BIG MAGICが今回紹介するカードもそんな、大戦を迎えたラヴニカを象徴するかのような1枚だ。それじゃあ発表しよう、《ミジウムの戦車》だ!




0405Mizzium_Tank_JP.PNG

ミジウムの戦車 ①RR

アーティファクト-機体

トランプル

あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、ターン終了時までミジウムの戦車はアーティファクト・クリーチャーとなり+1/+1の修正を受ける。

搭乗1


 遂に出た!色付き機体!赤い機体カード、《ミジウムの戦車》が戦場へと発進だ!ミジウムというのはイゼット団が発明した合金だ。その特徴は軽くて頑丈、熱にも強く、変形することで衝撃や圧力で破壊もされにくいという、なんとも便利な素材だ。

イゼット団がこれを自分たちの研究に使うのは勿論のこと、他のギルドやラヴニカの住人達もこれを重用しているとのことだ。そんな合金で作った戦車は、実にイゼットらしくクリーチャーでない呪文を唱えることを搭乗の代わりにしてクリーチャー化して殴りに行ける機体となっている。

 インスタント&ソーサリーを唱えまくるというイゼットのテーマとの相性はバッチリ。ドロー呪文や除去を連打しつつ、戦車がパワー6や7に膨れ上がってガツンと一撃を入れる様は爽快。《弧光のフェニックス》や《弾けるドレイク》なんかを使うデッキに入れて、第2第3の勝利手段を担当させるのが良いかも?ソーサリー除去を受け付けないというのが機体の強みで、《溶岩コイル》が強い今の時代にはマッチしていそうだ。

他のクリーチャーと同時に展開しても《ケイヤの怒り》に巻き込まれない点も評価できる。すでに戦場にあるものを、後から引いてきた2枚目でクリーチャー化させられるという点も地味ながら重要なポイントではないだろうか。プレインズウォーカーを唱えてもOKなので、同セットで得た新カードと一緒に使うというのも◎。

 《キマイラ像》なんかが大好きだった世代には、かなりグッとくるデザインだ。火力で道を切り開き、敵陣に突撃する様はフレイバー的にも楽しいに違いない。アーティストはWayne Reynolds。氏の作品の特徴でもあるピンク色の稲妻をまといながら突撃するトゲトゲ戦車が迫力があり、無茶苦茶カッコイイんだよなぁ...イラスト通りにパワフルに使ってやりたいところだ。

 ニヴ=ミゼットが率いるイゼット団。プレインズウォーカーであるラル・ザレックも所属するこの人気ギルドは、この戦車を用いて一体何と戦うのか?その結末は、ぜひあなた自身の目で確認してほしい。5月3日(金)発売予定の『灯争大戦』で、ゴールデンウィークは暴れちゃおう!勿論、プレリリースにも参加しような!

 

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